マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第212回 マンドリンの練習 正しくゆっくり弾く練習

マンドリンの練習は、楽譜に指定されたテンポで繰り返し練習することが多いです。マンドリンだけじゃないですが・・・ 弾けるようになるまで繰り返し練習するわけですが、この練習方法が間違っています。 弾けるようになったと思った時は、間違った弾き方を…

第211回 マンドリン独奏曲のテーマとバリエーション バリエーションはテーマがどのように変化したのか?

マンドリン独奏曲は、イントロ、テーマ、バリエーション、フィナーレの構成です。 イントロはあっさり弾き、テーマは比較的ゆっくり大人しく主題を提示します。バリエーションで、表現豊かに弾くのが一般的です。 バリエーションは、テーマのある部分が何ら…

第210回 マンドリンを独学で学ぼう マンドリンの構え方

マンドリンは、指導体系が明確に定まっていないため、独学で学ぶのが難しいと言われます。正解がないので、独りよがりな演奏方法になりがちな楽器です。 そんなマンドリンですので、レッスンを受けた方が良いですが、近場に教室がない奏者も多い(プロの奏者…

第209回 マンドリン独奏曲「美しき我が子や何処」のバリエーションを弾いてみる

コロナで教室の発表会の見通しが立たず、いつ演奏ができるやら・・・ このまま第5波が終息してくれれば来年こそ、開催できるはず・・・ 第6波が来ると言われてますので、無観客でも良いので演奏がしたいです。 演奏ができることを信じてレッスンに通って、マ…

第208回 独学で学ぶマンドリン 最適なピックの厚さは何ミリか?

マンドリンを弾くには、ピックが必要です。 ピックは、べっ甲やナイロンなどがあります。以前はべっ甲でしたが、今はナイロンやプラスチックが主流です。 プラスチック(ナイロンもプラスチックで統一します)は、厚さがばらばらです。厚さを選択できるのが…

第207回 独学でマンドリンを練習しよう

マンドリンは独学で学ぶことができるか? マンドリンは、バイオリンやギターと比べると演奏方法が固定されていないので、独学でも演奏方法を確立することはできます。ただし、ひとりよがりな演奏になりやすいデメリットがあります。 独学でマンドリンを練習…

第206回 マンドリン独奏曲のテーマは大人しく

マンドリン独奏曲は、イントロ、テーマ、バリエーションで構成される曲が多いです。 テーマは大人しく弾きます。 イントロとバリエーションは?・・・別に書きます。 テーマは楽譜にTemaと書かれていることが多いのでわかると思います。書いていなければ最初…

第205回 マンドリン独奏曲の練習の成果を確認する

練習すると、成果を確認したくなります。というか現在の位置を確認するためにも弾く必要があります。 苦手なフレーズを中心に練習することで、効率よく練習できますが、一通り弾かないと完成度がわからないです。 フレーズ練習ができ上げれば確認する意味で…

第204回 いかにもデュオで弾いているようにマンドリン独奏曲を弾く

何度か取り上げましたデュオ奏法・・・聴く側は、この演奏を聴くと「どうやって弾いているんだろう」と不思議に思います。 マンドリン独奏曲といえばデュオ奏法といえるぐらい重要です。ほとんどのマンドリン独奏曲はデュオ奏法で書かれているためです。 マ…

第203回 マンドリン独奏曲の練習 伴奏は音が自然に消えるように

マンドリンは音が消えやすい楽器です。 すぐにブチッと音が消えます。 マンドリン独奏曲は、伴奏があります。伴奏がブチッと消えると目立ちます。独奏は美しくあれです。 本題です。 伴奏を消えないように弾くことです。マンドリン独奏曲のとおり弾くと休符…

第202回 マンドリン独奏曲をマスターしよう

マンドリン独奏曲は、オーケストラの楽譜よりも習得しにくいです。マンドリン独奏曲は、一般にメロディと伴奏を弾くためです。 同時にメロディと伴奏を弾くため、マンドリン独奏曲に適した弾き方をマスターする必要があります。 それが、デュオ奏法です。デ…

第201回 マンドリン 試行錯誤の脱力練習

楽譜を弾くと右手が力んでトレモロができない・・・奏者なら脱力に悩むことが多いと思います。 どうやれば脱力できるんでしょうね・・・試行錯誤しています。 スケールやトレモロを弾くと、力むことはないと思います。トレモロならなおさらです。 トレモロや…

第200回 マンドリン ウラの音を引っ張る

フレーズを弾くとブチ切れてしまい繋がらないことがよくあります。 なぜ切れるかというと・・・ウラの拍を弾けてないからですね。 例えば8部音符が連なるフレーズを弾いて、ポジション移動する前のウラの拍が弾けていないことがよくあります。 写真のフレー…

第199回 マンドリン基礎練習 マンドリン独奏に必要な基礎練習

マンドリン独奏曲・・・弾きたいなぁと思う奏者は多いと思います。コロナの状況でオーケストラの練習ができないので、独奏を弾きたいと思う奏者が増えたと思います。 とは言っても、オーケストラとなにが違うのか?どんな独奏曲があって、どう練習すれば良い…

第198回 マンドリン トップの音がメロディの3連符の練習

マンドリン独奏曲は、3連符やアルペジオが頻繁に出てきますが、トップの音がメロディのフレーズがけっこうあります。 速く弾くとトップの音がつながりメロディらしく聞こえます。 上手いアレンジだなと思います。トップがメロディで、他の音は伴奏ですからね…

第197回 マンドリン マンドリン独奏曲を練習する

コロナでマンドリン教室の発表会の目処が立ちませんが、練習は継続しています。 発表会の予定はありませんが、目標がないと練習はつまらないもの・・・来年こそは発表会があると信じて練習します。 練習する曲は「美しき我が子やどこ」です。 去年から練習し…

第196回 マンドリン 終わり方は劇的に

1. 最後のフレーズは印象に残る 長い曲でも短い曲でも最後のフレーズは印象に残ります。 お客さんの立場からしたら、やっと終わる(マンドリン独奏曲は長い曲が多い)と思っています。付き合いで来場したお客さんもいますし・・・ どんなお客さんでも最後の…

第195回 マンドリン 手首が硬くなったらトレモロで脱力

マンドリンの練習すると練習始めは力んでいます。基礎練習して弾きなれてから楽譜を弾きます。力みは残っていますが、脱力ができています。 練習が進むとフォルテ、ピアノと音量コントロール、表現力を使いますので、徐々に左右に負担がかかります。 負担が…

第194回 マンドリンの課題練習:デュオ奏法を練習する

1. 課題は何か? マンドリン独奏曲をマスターするうえで、デュオ奏法が課題です。 デュオ奏法は、一人二役の演奏方法です。メロディと伴奏を独奏で弾きます。難しそうに思えますが・・・実際のところ難しいです。 いかにも複数の奏者が演奏しているように聴…

第193回 マンドリン デュオ奏法はできていない前提で練習する

間違った動画を貼り付けていましたので、修正しました。 1. 自分の耳はあてにならない 聞いているようで聞いていない・・・自分の耳のことです。 「十分に弾けている」・・・そう思っていても他の奏者が聞けば「弾けていない」と聞こえます。 自分の耳はあて…

第192回 マンドリン ポジション練習はイメージ練習も兼ねよう

1. ポジション練習 マンドリンだけじゃないですが、楽譜の練習開始は、まずポジション練習から始めることがあります。 ポジション練習は、楽譜を初めて弾いた時だけじゃなく、弾けるようになってからも続けます。いつのまにか間違ったポジションを覚えてしま…

第191回 マンドリン ピックを立てて粒立ちをよくしよう

1. ピックを寝かせてはだめ マンドリンは、ダウンピッキングとアップピッキングの繰り返しが基本です。ピッキングが上手いとトレモロも綺麗になります。 トレモロに悩む奏者はけっこういます。多くは音に悩みがあります。 トレモロがいまいち・・・音が汚い…

第190回 マンドリン 繰り返し練習の3つのポイント

マンドリンの練習では、楽譜の弾けないフレーズを繰り返して練習します。そのポイントを説明します。 1. スケールを確認する 最初にスケールを確認します。スケールとは、♯や♭の数です。 ♯の数が3つなら、ファ、ド、ソと決まります。♯の音はポジションが半音…

第189回 マンドリン チューニングも練習と考えよう

1. マンドリンのチューニング マンドリンのチューニングは、以下の2種類です。 チューナーを使う。 音叉を使う。 他にも他の奏者から音をとる方法もありますが、個人でチューニングするなら、上記のどちらかです。 今は、チューナーを使うことが多いと思いま…

第188回 マンドリン コードの音は一つ一つ確認しよう

1. マンドリルのコード コードといえばギターやピアノですが、マンドリンもコードがあります。 マンドリン独奏曲は、コードは頻繁に出てきます。マンドリンオーケストラの楽譜でもコードを見かけることが多くなりました。 ソロ、オーケストラに関係なくコー…

第187回 マンドリン 重音やコードはベースから弾く

1. 重音について マンドリン独奏曲は、一人で弾くため、重音やコードで厚みをだす楽譜が多いです。重音やコードの弾き方を学ばないとマンドリン独奏ができないです。 最近は、マンドリンオーケストラの楽譜も重音やコードが増えました。オーケストラも当たり…

第186回 マンドリン 主弦と副弦をしっかり押さえてノイズを減らそう

1. ノイズが出る原因 マンドリンは、ノイズがでやすい楽器です。 ノイズの原因は、弦の押さえ方がいい加減になっていることが要因です。他にもありますが、弦の押さえ方を説明します。 マンドリンは、主弦と副弦の構造です。このうち、副弦を押さえきれてい…

第185回 マンドリン さまざまなリズムでピッキング練習しよう

1. ピッキング練習の目的 ピッキング練習は、左右を一致させること、リズムの練習が目的です。 左右が一致すれば、音が濁ったり、ミストーンも少なくなります。5分間もあれば練習できますので、練習メニューに取り入れましょう。 2. ピッキング練習の方法 練…

第184回 マンドリン 右手だけのトレモロ練習

1. 右手の向上は時間がかかる マンドリンは、右手の練習がかかせません。トレモロをするのが右手だからですが、左手と比べ右手の方が上達しにくいからです。 左手の方が複雑な動きに思えますが、右手の手首を柔らかくしてトレモロを弾く行為はなかなか習得で…

第183回 マンドリン 先の音を思い浮かべて弾こう

1. 間違いをなくすには? 演奏すると間違いをするのは当たり前です・・・が本番では間違えたくないと思うのは、奏者は誰でもです。 なぜ、間違うのか・・・演奏能力が不足、集中力がない・・・さまざまな理由があります。本番では、大きな間違いもなく弾ける…