第191回 マンドリン ピックを立てて粒立ちをよくしよう
1. ピックを寝かせてはだめ
マンドリンは、ダウンピッキングとアップピッキングの繰り返しが基本です。ピッキングが上手いとトレモロも綺麗になります。
トレモロに悩む奏者はけっこういます。多くは音に悩みがあります。
トレモロがいまいち・・・音が汚い・・・自分の音に悩む原因は、音の粒立ちにあります。
音の粒立ちが悪い・・・どういうことかというと、音と音が重なる現象です。粒立ちが良いとは、音が独立し次に弾く音と重ならないことです。
同じ音でもダウンとアップで微妙に違うので、音が重なると汚く聞こえます。
音が重なる原因は、ピックが寝てしまうことが原因です。ピックが寝ると、弦を通過するのに時間がかかり音が残ってしまいます。次の音を弾くため、音が重なるわけです。
2. ピックを立てて弾く
ピッキングは、弦に対し、ピックを立てて弾くのが基本です。
ピックが立つと弦への通過時間が短くなり、音と音が重ならなくなります。
ピックを立たせるためには、ピックを握りすぎないように注意しましょう。軽くつまむようにして握るとピックの弦離れがよくなります。
動画にしましたので、ご視聴いただければ幸いです。