第211回 マンドリン独奏曲のテーマとバリエーション バリエーションはテーマがどのように変化したのか?
マンドリン独奏曲は、イントロ、テーマ、バリエーション、フィナーレの構成です。
イントロはあっさり弾き、テーマは比較的ゆっくり大人しく主題を提示します。バリエーションで、表現豊かに弾くのが一般的です。
バリエーションは、テーマのある部分が何らかのアレンジされています。このアレンジを見破ると独奏曲の演奏方法がロジカルになります。
バリエーションを弾く時は、どのようにアレンジしているか考えてみましょう。
上の写真の楽譜だと3連のトップの音がメロディです。このメロディはテーマから引用されています。速く弾くとトップの音がつながりテーマのメロディと同じだとわかります。
このフレーズは、速く弾くんだなとということがわかります。
こういう見方ができると楽譜を解析できる力も身に付きます。作曲編曲もできるようになります。
マンドリン独奏曲だけじゃないですが、楽譜を弾く時は構成を考えてみましょう。
動画にしましたので、ご視聴いただければ幸いです。