マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第183回 マンドリン 先の音を思い浮かべて弾こう

1. 間違いをなくすには? 演奏すると間違いをするのは当たり前です・・・が本番では間違えたくないと思うのは、奏者は誰でもです。 なぜ、間違うのか・・・演奏能力が不足、集中力がない・・・さまざまな理由があります。本番では、大きな間違いもなく弾ける…

第182回 マンドリン サウンドホールで弾く

1. サウンドホールとは? マンドリンやギターには、楽器の胴にサウンドホールという大きな穴があります。ピッキングすると弦からサウンドホールに伝わり、音が発生します。 サウンドホールの上で弾けば、音の跳ね返りが良くなります。 2. ブリッジよりで弾い…

第181回 マンドリン 16部音符のポジションチェンジは飛ばしやすい

1. あてにならない自分の耳 自分では弾いていると思っても・・・他の人が聴くと弾いていないということはよくあります。 演奏中は、弾くこと聴くことを両立しているため、聞き取れていないことがあります。早いテンポになると余計にそうですね。 2. 聞き取れ…

第180回 マンドリン ピックを寝かせないようにして弾く

1. ピックを寝かせると粒が揃わない ピックは、弦に対して垂直の角度が基本です。ボディに対して垂直がイメージしやすいと思います。 意外と多いのが、ピックが寝る角度で弾くケースです。 ダウンがアップよりも強くなるため、ピックが寝てしまうことがあり…

第179回 マンドリン テンポアップはトレモロの回転数をさげてみる

1. テンポアップする時に回転数を上げない テンポアップする時に、トレモロの回転数を上げてしまう奏者をみかけます。 回転数を上げればテンポアップするように見えますが、左手のポジションをとる速さが変わるわけではないのでテンポアップしません。 むし…

第178回 マンドリン 苦手なフレーズを練習しよう

1. 弾けないフレーズを練習しよう 誰でも弾けないフレーズはあります。 フレーズは、繰り返し練習で習得するのが基本です。練習方法を間違えると後から弾き直しの戻りが発生しますので、気をつけましょう。 2. ゆっくりで繰り返す 時間がかかっても確実に弾…

第177回 マンドリン 2つの弾き方によるトレモロ練習

1. 2つのトレモロの弾き方 トレモロの弾き方は、大きく2つあります。 (1) ピックを軽くつまんでトレモロ 親指と人差し指で軽くピックをつまみトレモロします。 親指と人差し指の間の僅かな隙間がポイントです。ピックが常に弦に負けてくれますので、柔らかな…

第176回 マンドリン トレモロは負けるが勝ちで弾く

1. 力で弾いてはいけない 右手に思いっきり力を入れて演奏する奏者をみます。けっこういるんじゃないかと思います。自分もそういう経験がありました。 力で弾くと、いずれ限界がきます。身体では、右手が故障(症状の名前を忘れました)してマンドリンそのも…

第175回 マンドリン 課題はアルペジオ 均等に弾けない

1. アルペジオは均等に弾く 自分の課題は、アルペジオです。 下のベース音から順番に弾いていくだけ・・・そう思っていましたが、アルペジオは均等に弾くことが重要です。 アルペジオの楽譜を見ると16部音符や8部音符で均等に構成されています。写真は、ベー…

第174回 マンドリン ピックを軽く持つと弾きやすくなる

1. 弾き始めは緊張する 弾き始めは、力んで弾きにくいと思う奏者は多いです。 本番なら緊張感もありますし、練習でも力んでいるため固いと感じると思います。練習では慣れるまでまとうでも良いですが本番はそうはいきません。 弾き始めから柔らかく弾きたい…

第173回 マンドリン 左手は強く右手は弱く・・・左右分離への道

1. ノイズが少なく綺麗な演奏 マンドリンの音を綺麗にするには、左手で強く弦を握り、右手で軽くピッキングするのが有効です。 ノイズが減るためです。左手の握りが弱いとノイズがでます。弦がぐらぐらするためです。右手が強すぎると同じく弦がぐらつきノイ…

第172回 マンドリン ピックの厚さの違いを利用したトレモロ練習

1. マンドリンのピック ピックは、材質や形の違いはありますが、厚さが最も演奏に影響を与えると思います。 おおよそ0.7、0.8、0.9mmの3種類があります。別名でソフト、ミディアム、ハードとも呼ばれます。 2. 厚さの違いによる弾きやすさ 0.7mmが弾きやすく…

第171回 マンドリン 課題がなければ3段階で練習しよう

マンドリンの練習方法を説明します。楽譜のパートごとに練習しますが、特に課題がない場合を想定します。 1. ピッキングで弾く 一通りピッキングで弾きます。 音がきちんと鳴ることを確認します。濁った音が出ればポジションを確認します。 綺麗にピッキング…

第170回 マンドリン 練習は課題を克服することから

1. 練習方法は奏者により様々 練習方法は、奏者により様々です。 楽譜を弾けるまで練習するにしても、奏者によりアプローチが違います。ある奏者は、弾けるまで何度も何度も繰り返し弾きます。また、ある奏者は弾けないところしか弾きません。 今回は、課題…