第185回 マンドリン さまざまなリズムでピッキング練習しよう
1. ピッキング練習の目的
ピッキング練習は、左右を一致させること、リズムの練習が目的です。
左右が一致すれば、音が濁ったり、ミストーンも少なくなります。5分間もあれば練習できますので、練習メニューに取り入れましょう。
2. ピッキング練習の方法
練習は、メトロノームを使って、さまざまなリズム形でピッキングします。メトロノームのテンポは聞き取れれば良いです。80前後で十分です。
以下の練習方法は、スケールで弾きます。
(1) 1回ピッキング
♩に1回ピッキングします。ピッキングは全てダウン又はアップで弾きます。
アップは力ますので、脱力を意識しましょう。
(2) 2回ピッキング
♩をダウンアップで弾きます。ピッキング練習だとよくやるパターンです。
アップに気をつけましょう。アップが前屈みになりやすいためです。前屈みだとアップが長くなり、リズムが崩れます。
(3) 3回ピッキング
♩をダウンアップダウン-アップダウンアップ又はダウンアップダウン-ダウンアップダウン で弾きます。
どちらの弾き方も楽譜に使えます。
前者は、ダウンアップですが、アップとメトロノームが一致しないことがよくあります。後者は、ダウンがメトロノームと一致しないことがあります。
どちらで弾くときも聞き取れるテンポで弾きましょう。両方で練習することをお勧めします。
(4) 4回ピッキング
♩をダウンアップダウンアップで弾きます。16部音符ですね。
テンポが速すぎるとアップを省略してしまうことがあります。しかも気が付きません。そんなことにならないようにテンポ設定に気を配りましょう。
この練習で5分以内で終えます。このくらいなら毎日できると思います。
動画にしていみましたので、ご視聴いただければ幸いです。