マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第143回 マンドリンを動かさないとトレモロが安定する

1. 楽譜を弾くとトレモロが乱れる 楽譜を弾くと右手が固くなって乱れたトレモロを弾いてしまうことがあります。原因はさまざまありますが、マンドリンが不安定なことがあげられます。 演奏中にマンドリンが上下に動く奏者はけっこういます。 2. マンドリンを…

第142回 マンドリン 自分の実力を知る練習

1. 本番で失敗した経験 本番は、練習と違い十分な練習もなく弾くことがあります。自分も経験があり、事前練習がほとんどなく本番にのぞみ大失敗した演奏があります。 2. 本番に強くなるためにも自分の実力を知っておく 練習始めに基礎練習することが多いと思…

第141回 マンドリン独奏に必須な演奏技術 デュオ奏法の練習

1. デュオ奏法とは? マンドリン独奏の楽譜を見ると、メロディと伴奏で構成されていることがほとんどです。 音符の羽が上向きの場合、たいていはメロディです。羽が下向きの場合は伴奏です。こういう楽譜を一人で弾くのが独奏です。 一人でメロディと伴奏を…

第140回 マンドリン 左手で弾いて右手は添えるだけの練習

1. 左手で弾く 左手で弾くとは、左手に意識を集中して、右手は添えるだけで弾くことです。 左手が先攻で、右手がついてくるので音がぴったりと合います。それと右手の脱力にもなります。 2. 左手といいつつ右手の練習 左手の練習といいつつ、右手を添えるだ…

第139回 マンドリン 右手の脱力をイメージする練習

右手の脱力ができれば、綺麗な演奏ができそうですが、ついつい力んでしまいます。脱力の方法は、イメージを身につけ、ギャップを埋めていくのかと考え練習方法を考えました。 1. 右手の脱力ができると余裕をもって弾ける 2. どうやれば脱力ができるのか? 2.…

第138回 マンドリンのアルペジオ練習は均等の感覚を掴むことが重要です。

以前にアルペジオについて書きましたが、間違っているな と思い改めてみました。 1. 簡単そうに見えるけど難しいアルペジオ 2. アルペジオの練習 3. まとめ 1. 簡単そうに見えるけど難しいアルペジオ アルペジオは、音符を均等に弾く必要があります。均等に…

第137回 マンドリン 本番対策は回転数を落とすこととゆっくり入ること

本番は、練習と違い事前に思いどおりに練習ができないことがよくあります。この練習不足が本番に影響するため、十分に練習してから本番に臨みたいです。トレモロの回転数を落とすこと、ゆっくりからピッキングすることが有効な対策です。 1. 本番は練習不足 …

第136回 マンドリン 簡単にできる音量コントロールのトレモロ練習をやってみよう

トレモロの音量コントロールは、2種類あります。ピックの握りを強弱する方法とピックの深さを上下する方法です。どちらも簡単に練習できますので、日頃の練習に取り入れましょう。 1. トレモロ練習は毎日やりたい基礎練習 2. 簡単にできるトレモロ練習 2.1.…

第135回 マンドリン ピックを浅く弦への接触面積を減らしてみよう

ピックを弦に対し深くすると接触面積が大きくなり、フォルテがだしやすい反面、ノイズがまざりやすくなります。ピックを浅くして接触面積を小さくするとノイズが減ります。しかし、音量はでません。 ピックの握りを自由自在にコントロールして効果的に使うの…

第134回 マンドリン ピッキングの音をきちんと残そう

マンドリンは、音が残りにくい楽器です。すぐに音が消えます。ピッキングなら特に音が切れてしまいます。その対策は、常に左手を押さえっぱなしにすることです。 1. マンドリンは音がきれやすい 2. ピッキングはなおさら 3. 音を残して弾くように 3.1. 左手…

第133回 マンドリン 肩の力を抜いて弾いてみよう

スケールを弾くと落ち着いて弾けるのに、楽譜を弾くと右腕が固くなって力んでしまうことがよくあります。楽譜を弾くときは肩を落としてみると脱力できます。 1. 楽譜を弾くと力む 1.1. スケールは力まない 1.2. 楽譜を弾くと力む 2. どう対策するか 2.1. 肩…

第132回 マンドリン 柔らかいピッキングをしてみよう

トレモロが柔らかい音色と言われると嬉しいですが、どうやって柔らかくするか・・・そんなことを考えてみました。 1. マンドリンの音色は柔らかく感じさせることにある 2. 柔らかい音色のコツ 2.1. 柔らかく当ててみる 2.2. 練習方法 3. まとめ 1. マンドリ…

第131回 マンドリン 反発力を利用するトレモロ

他の弦にピックを当て、その反発力でトレモロする奏法は、一般的で使用する奏者も多いです。他の弦にあたるので、ノイズが発生しやすいデメリットがあります。しかし、脱力を意識するとノイズを消して弾くことができます。 1. 反発力を利用するトレモロとは…