第204回 いかにもデュオで弾いているようにマンドリン独奏曲を弾く
何度か取り上げましたデュオ奏法・・・聴く側は、この演奏を聴くと「どうやって弾いているんだろう」と不思議に思います。
マンドリン独奏曲といえばデュオ奏法といえるぐらい重要です。ほとんどのマンドリン独奏曲はデュオ奏法で書かれているためです。
マンドリン独奏曲を弾くならデュオ奏法を極めたいところです。
デュオ奏法の楽譜は、上側がメロディ、下側が伴奏が原則です。音符の羽の向きでわかります。
デュオ奏法の練習方法は以下のとおりです。
- メロディだけ弾く
- 伴奏だけ弾く
- メロディ、伴奏の両方を弾く
このステップで完成させます。
メロディ、伴奏の両方を弾けるようになってもデュオ奏法は完成しません。本人は満足感はありますが、音がブチ切れるため、メロディ、伴奏がいまいちわかりません。
最初にメロディだけ弾くと、メロディがスラーでつながりメロディらしくなりますが、デュオ奏法で弾くと、音が切れます。音が切れないように弾く必要があります。
厳密に言えばデュオ奏法だと必ず切れますが、いかにも切れていないように弾きます。ポイントはポジションチェンジと移弦です。
素早くポジションチェンジと移弦することで、いかにも切れていないように弾くことができます。
このことを意識して練習しましょう。
動画にしましたので、ご視聴いただけば幸いです。