マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

2021-01-01から1年間の記事一覧

第202回 マンドリン独奏曲をマスターしよう

マンドリン独奏曲は、オーケストラの楽譜よりも習得しにくいです。マンドリン独奏曲は、一般にメロディと伴奏を弾くためです。 同時にメロディと伴奏を弾くため、マンドリン独奏曲に適した弾き方をマスターする必要があります。 それが、デュオ奏法です。デ…

第201回 マンドリン 試行錯誤の脱力練習

楽譜を弾くと右手が力んでトレモロができない・・・奏者なら脱力に悩むことが多いと思います。 どうやれば脱力できるんでしょうね・・・試行錯誤しています。 スケールやトレモロを弾くと、力むことはないと思います。トレモロならなおさらです。 トレモロや…

第200回 マンドリン ウラの音を引っ張る

フレーズを弾くとブチ切れてしまい繋がらないことがよくあります。 なぜ切れるかというと・・・ウラの拍を弾けてないからですね。 例えば8部音符が連なるフレーズを弾いて、ポジション移動する前のウラの拍が弾けていないことがよくあります。 写真のフレー…

第199回 マンドリン基礎練習 マンドリン独奏に必要な基礎練習

マンドリン独奏曲・・・弾きたいなぁと思う奏者は多いと思います。コロナの状況でオーケストラの練習ができないので、独奏を弾きたいと思う奏者が増えたと思います。 とは言っても、オーケストラとなにが違うのか?どんな独奏曲があって、どう練習すれば良い…

第198回 マンドリン トップの音がメロディの3連符の練習

マンドリン独奏曲は、3連符やアルペジオが頻繁に出てきますが、トップの音がメロディのフレーズがけっこうあります。 速く弾くとトップの音がつながりメロディらしく聞こえます。 上手いアレンジだなと思います。トップがメロディで、他の音は伴奏ですからね…

第197回 マンドリン マンドリン独奏曲を練習する

コロナでマンドリン教室の発表会の目処が立ちませんが、練習は継続しています。 発表会の予定はありませんが、目標がないと練習はつまらないもの・・・来年こそは発表会があると信じて練習します。 練習する曲は「美しき我が子やどこ」です。 去年から練習し…

第196回 マンドリン 終わり方は劇的に

1. 最後のフレーズは印象に残る 長い曲でも短い曲でも最後のフレーズは印象に残ります。 お客さんの立場からしたら、やっと終わる(マンドリン独奏曲は長い曲が多い)と思っています。付き合いで来場したお客さんもいますし・・・ どんなお客さんでも最後の…

第195回 マンドリン 手首が硬くなったらトレモロで脱力

マンドリンの練習すると練習始めは力んでいます。基礎練習して弾きなれてから楽譜を弾きます。力みは残っていますが、脱力ができています。 練習が進むとフォルテ、ピアノと音量コントロール、表現力を使いますので、徐々に左右に負担がかかります。 負担が…

第194回 マンドリンの課題練習:デュオ奏法を練習する

1. 課題は何か? マンドリン独奏曲をマスターするうえで、デュオ奏法が課題です。 デュオ奏法は、一人二役の演奏方法です。メロディと伴奏を独奏で弾きます。難しそうに思えますが・・・実際のところ難しいです。 いかにも複数の奏者が演奏しているように聴…

第193回 マンドリン デュオ奏法はできていない前提で練習する

間違った動画を貼り付けていましたので、修正しました。 1. 自分の耳はあてにならない 聞いているようで聞いていない・・・自分の耳のことです。 「十分に弾けている」・・・そう思っていても他の奏者が聞けば「弾けていない」と聞こえます。 自分の耳はあて…

第192回 マンドリン ポジション練習はイメージ練習も兼ねよう

1. ポジション練習 マンドリンだけじゃないですが、楽譜の練習開始は、まずポジション練習から始めることがあります。 ポジション練習は、楽譜を初めて弾いた時だけじゃなく、弾けるようになってからも続けます。いつのまにか間違ったポジションを覚えてしま…

第191回 マンドリン ピックを立てて粒立ちをよくしよう

1. ピックを寝かせてはだめ マンドリンは、ダウンピッキングとアップピッキングの繰り返しが基本です。ピッキングが上手いとトレモロも綺麗になります。 トレモロに悩む奏者はけっこういます。多くは音に悩みがあります。 トレモロがいまいち・・・音が汚い…

第190回 マンドリン 繰り返し練習の3つのポイント

マンドリンの練習では、楽譜の弾けないフレーズを繰り返して練習します。そのポイントを説明します。 1. スケールを確認する 最初にスケールを確認します。スケールとは、♯や♭の数です。 ♯の数が3つなら、ファ、ド、ソと決まります。♯の音はポジションが半音…

第189回 マンドリン チューニングも練習と考えよう

1. マンドリンのチューニング マンドリンのチューニングは、以下の2種類です。 チューナーを使う。 音叉を使う。 他にも他の奏者から音をとる方法もありますが、個人でチューニングするなら、上記のどちらかです。 今は、チューナーを使うことが多いと思いま…

第188回 マンドリン コードの音は一つ一つ確認しよう

1. マンドリルのコード コードといえばギターやピアノですが、マンドリンもコードがあります。 マンドリン独奏曲は、コードは頻繁に出てきます。マンドリンオーケストラの楽譜でもコードを見かけることが多くなりました。 ソロ、オーケストラに関係なくコー…

第187回 マンドリン 重音やコードはベースから弾く

1. 重音について マンドリン独奏曲は、一人で弾くため、重音やコードで厚みをだす楽譜が多いです。重音やコードの弾き方を学ばないとマンドリン独奏ができないです。 最近は、マンドリンオーケストラの楽譜も重音やコードが増えました。オーケストラも当たり…

第186回 マンドリン 主弦と副弦をしっかり押さえてノイズを減らそう

1. ノイズが出る原因 マンドリンは、ノイズがでやすい楽器です。 ノイズの原因は、弦の押さえ方がいい加減になっていることが要因です。他にもありますが、弦の押さえ方を説明します。 マンドリンは、主弦と副弦の構造です。このうち、副弦を押さえきれてい…

第185回 マンドリン さまざまなリズムでピッキング練習しよう

1. ピッキング練習の目的 ピッキング練習は、左右を一致させること、リズムの練習が目的です。 左右が一致すれば、音が濁ったり、ミストーンも少なくなります。5分間もあれば練習できますので、練習メニューに取り入れましょう。 2. ピッキング練習の方法 練…

第184回 マンドリン 右手だけのトレモロ練習

1. 右手の向上は時間がかかる マンドリンは、右手の練習がかかせません。トレモロをするのが右手だからですが、左手と比べ右手の方が上達しにくいからです。 左手の方が複雑な動きに思えますが、右手の手首を柔らかくしてトレモロを弾く行為はなかなか習得で…

第183回 マンドリン 先の音を思い浮かべて弾こう

1. 間違いをなくすには? 演奏すると間違いをするのは当たり前です・・・が本番では間違えたくないと思うのは、奏者は誰でもです。 なぜ、間違うのか・・・演奏能力が不足、集中力がない・・・さまざまな理由があります。本番では、大きな間違いもなく弾ける…

第182回 マンドリン サウンドホールで弾く

1. サウンドホールとは? マンドリンやギターには、楽器の胴にサウンドホールという大きな穴があります。ピッキングすると弦からサウンドホールに伝わり、音が発生します。 サウンドホールの上で弾けば、音の跳ね返りが良くなります。 2. ブリッジよりで弾い…

第181回 マンドリン 16部音符のポジションチェンジは飛ばしやすい

1. あてにならない自分の耳 自分では弾いていると思っても・・・他の人が聴くと弾いていないということはよくあります。 演奏中は、弾くこと聴くことを両立しているため、聞き取れていないことがあります。早いテンポになると余計にそうですね。 2. 聞き取れ…

第180回 マンドリン ピックを寝かせないようにして弾く

1. ピックを寝かせると粒が揃わない ピックは、弦に対して垂直の角度が基本です。ボディに対して垂直がイメージしやすいと思います。 意外と多いのが、ピックが寝る角度で弾くケースです。 ダウンがアップよりも強くなるため、ピックが寝てしまうことがあり…

第179回 マンドリン テンポアップはトレモロの回転数をさげてみる

1. テンポアップする時に回転数を上げない テンポアップする時に、トレモロの回転数を上げてしまう奏者をみかけます。 回転数を上げればテンポアップするように見えますが、左手のポジションをとる速さが変わるわけではないのでテンポアップしません。 むし…

第178回 マンドリン 苦手なフレーズを練習しよう

1. 弾けないフレーズを練習しよう 誰でも弾けないフレーズはあります。 フレーズは、繰り返し練習で習得するのが基本です。練習方法を間違えると後から弾き直しの戻りが発生しますので、気をつけましょう。 2. ゆっくりで繰り返す 時間がかかっても確実に弾…

第177回 マンドリン 2つの弾き方によるトレモロ練習

1. 2つのトレモロの弾き方 トレモロの弾き方は、大きく2つあります。 (1) ピックを軽くつまんでトレモロ 親指と人差し指で軽くピックをつまみトレモロします。 親指と人差し指の間の僅かな隙間がポイントです。ピックが常に弦に負けてくれますので、柔らかな…

第176回 マンドリン トレモロは負けるが勝ちで弾く

1. 力で弾いてはいけない 右手に思いっきり力を入れて演奏する奏者をみます。けっこういるんじゃないかと思います。自分もそういう経験がありました。 力で弾くと、いずれ限界がきます。身体では、右手が故障(症状の名前を忘れました)してマンドリンそのも…

第175回 マンドリン 課題はアルペジオ 均等に弾けない

1. アルペジオは均等に弾く 自分の課題は、アルペジオです。 下のベース音から順番に弾いていくだけ・・・そう思っていましたが、アルペジオは均等に弾くことが重要です。 アルペジオの楽譜を見ると16部音符や8部音符で均等に構成されています。写真は、ベー…

第174回 マンドリン ピックを軽く持つと弾きやすくなる

1. 弾き始めは緊張する 弾き始めは、力んで弾きにくいと思う奏者は多いです。 本番なら緊張感もありますし、練習でも力んでいるため固いと感じると思います。練習では慣れるまでまとうでも良いですが本番はそうはいきません。 弾き始めから柔らかく弾きたい…

第173回 マンドリン 左手は強く右手は弱く・・・左右分離への道

1. ノイズが少なく綺麗な演奏 マンドリンの音を綺麗にするには、左手で強く弦を握り、右手で軽くピッキングするのが有効です。 ノイズが減るためです。左手の握りが弱いとノイズがでます。弦がぐらぐらするためです。右手が強すぎると同じく弦がぐらつきノイ…