マンドリン独奏
1. ピックを寝かせると粒が揃わない ピックは、弦に対して垂直の角度が基本です。ボディに対して垂直がイメージしやすいと思います。 意外と多いのが、ピックが寝る角度で弾くケースです。 ダウンがアップよりも強くなるため、ピックが寝てしまうことがあり…
1. テンポアップする時に回転数を上げない テンポアップする時に、トレモロの回転数を上げてしまう奏者をみかけます。 回転数を上げればテンポアップするように見えますが、左手のポジションをとる速さが変わるわけではないのでテンポアップしません。 むし…
1. 弾けないフレーズを練習しよう 誰でも弾けないフレーズはあります。 フレーズは、繰り返し練習で習得するのが基本です。練習方法を間違えると後から弾き直しの戻りが発生しますので、気をつけましょう。 2. ゆっくりで繰り返す 時間がかかっても確実に弾…
1. 2つのトレモロの弾き方 トレモロの弾き方は、大きく2つあります。 (1) ピックを軽くつまんでトレモロ 親指と人差し指で軽くピックをつまみトレモロします。 親指と人差し指の間の僅かな隙間がポイントです。ピックが常に弦に負けてくれますので、柔らかな…
1. 力で弾いてはいけない 右手に思いっきり力を入れて演奏する奏者をみます。けっこういるんじゃないかと思います。自分もそういう経験がありました。 力で弾くと、いずれ限界がきます。身体では、右手が故障(症状の名前を忘れました)してマンドリンそのも…
1. アルペジオは均等に弾く 自分の課題は、アルペジオです。 下のベース音から順番に弾いていくだけ・・・そう思っていましたが、アルペジオは均等に弾くことが重要です。 アルペジオの楽譜を見ると16部音符や8部音符で均等に構成されています。写真は、ベー…
1. 弾き始めは緊張する 弾き始めは、力んで弾きにくいと思う奏者は多いです。 本番なら緊張感もありますし、練習でも力んでいるため固いと感じると思います。練習では慣れるまでまとうでも良いですが本番はそうはいきません。 弾き始めから柔らかく弾きたい…
1. ノイズが少なく綺麗な演奏 マンドリンの音を綺麗にするには、左手で強く弦を握り、右手で軽くピッキングするのが有効です。 ノイズが減るためです。左手の握りが弱いとノイズがでます。弦がぐらぐらするためです。右手が強すぎると同じく弦がぐらつきノイ…
1. マンドリンのピック ピックは、材質や形の違いはありますが、厚さが最も演奏に影響を与えると思います。 おおよそ0.7、0.8、0.9mmの3種類があります。別名でソフト、ミディアム、ハードとも呼ばれます。 2. 厚さの違いによる弾きやすさ 0.7mmが弾きやすく…
マンドリンの練習方法を説明します。楽譜のパートごとに練習しますが、特に課題がない場合を想定します。 1. ピッキングで弾く 一通りピッキングで弾きます。 音がきちんと鳴ることを確認します。濁った音が出ればポジションを確認します。 綺麗にピッキング…
1. 練習方法は奏者により様々 練習方法は、奏者により様々です。 楽譜を弾けるまで練習するにしても、奏者によりアプローチが違います。ある奏者は、弾けるまで何度も何度も繰り返し弾きます。また、ある奏者は弾けないところしか弾きません。 今回は、課題…
1. 何度か弾くと下手になる フレーズを何度か弾くと、音が濁ったり、違う音符の音が出て、だんだん下手になっていくことがあります。 なぜ、こうなるか・・・左手のポジションが押さえ方がずれているためです。 2. 正しくポジションを押さえて練習する ポジ…
1. 左右が独立できるように 何度か書きましたが、演奏において理想なのは、左右が独立することです。 左手が止まれば右手も止まる、左手が早くなると右手の回転数があがる・・・左右が連動している弾き方です。 独立していると、左手のポジションに関係なく…
1. マンドリンの音の特徴 マンドリンは、音が伸びない楽器です。 左手を離すとすぐに音が消えます。独奏曲は、この特徴を踏まえて演奏します。 2. 楽譜のとおりに弾くと音は消える 楽譜のとおりに弾くと音はブチッときえます。伴奏は特にです。こういった伴…
1. 丁寧な演奏と雑な演奏 聴き手は、丁寧な演奏を好み、奏者も丁寧に弾いているつもりですが雑に弾いているように聴こえることはよくあります。 雑な演奏を印象付けることに、フレーズの最後の音が大きいことです。大きな音でフレーズを終えて、次のフレーズ…
1. 音をクリアにして綺麗な演奏を目指そう マンドリンだけじゃないですが、綺麗な音を弾くのは奏者の目標です。 演奏すると、ピックと弦とのノイズなど様々な要因により汚くなります。どうすれば音をクリアにすることができるか・・・右手、左手・・・考えて…
1. なぜミストーンがでるのか? 楽譜弾くと・・・間違えた!! しょっちゅうですね。 間違いは、ほとんどが他の弦に当たってミストーンが出ることです。何とかして減らしたいですね。 2. ゆっくりした練習でミストーンを減らす ゆっくり弾いて間違いを確認す…
1. 表現方法は覚える 楽器演奏の表現方法は、悩まされますが、ある程度定番がありますので、覚えてしまうと似たフレーズなら水平展開ができます。 表現方法を考えるうえで、定番を覚えてしまえば応用もできるようになります。 2. 主な定番 同じフレーズが連…
1. 練習すればするほど下手になる? 上達するには、練習あるのみです。・・・が練習すると下手になることがあります。 練習中は、フォルテを弾いたり、ピアノを弾いたり、テンポアップしたりとフォームが崩れやすい行為をしています。 フォームが崩れた状態…
1. マンドリン独奏に必須なデュオ奏法 何度か取り上げましたが、マンドリン独奏で必須な演奏技術であるデュオ奏法を取り上げます。 マンドリン独奏は、一人でメロディと伴奏を演奏します。伴奏を弾くのに必要な奏法がデュオ奏法です。 2. デュオ奏法の練習 …
夏はエアコンつけて、涼しい部屋のなかで弾くことが多いと思います。 自分はエアコン使いませんので、汗対策が必要です。 左手は、手首のサポーター、右手は腕カバーです。 左手の手首用のサポーターは、左手に汗が付着してスライドがしにくい時に有効です。…
1. トレモロ練習の方法 徐々にトレモロ 最初は、ピッキングから始めて徐々にトレモロに移行する練習をします。 ピッキングという基本を確実にして、徐々にトレモロに移行します。ここで躓く奏者もけっこういます。 2. 開放弦トレモロ 単弦でトレモロができた…
練習時間がない時の練習について、3回目です。 フレーズ、トレモロとくればスケールです。基礎練習ですが、短時間で簡単にできて効果がありますので、練習した方が良いです。 スケール練習のテーマは、左右を合わせることです。 左右が一致すると濁りがなく…
第156回でマンドリンの練習時間がない時はフレーズ練習をしようを説明しました。今回は、トレモロ練習を説明します。 トレモロ練習は、右手だけで練習できることがメリットです。楽譜や譜面台の準備が不要ですので素早く練習開始ができます。 トレモロ練習は…
1. 時間がないと練習ができない 仕事が忙しく練習する時間がない・・・勉強があるから練習できない・・・理由は様々ですが練習ができないことはよくあります。 自分も今は練習する時間がありません。 そうは言っても毎日、マンドリンをかまってレッスンにも…
1. スムーズに弾きたい スムーズに滑らかに弾きたい・・・独り言じゃないですが、音が切れることなくスラーを守って弾くためにはどうすれば良いか?・・・よく考えます。 スラーが弾けない、音がブチッと切れてしまう・・・スラーなのに・・・ ポジションチ…
1. テンポを維持する練習 テンポ感の練習は、メトロノームですね。 メトロノームは、リズムを正確にとれますがテンポの練習に使うことが多いと思います。 メトロノームではテンポのとおりに弾けてもメトロノームを外すと・・・遅れたり速くなったりすること…
1. 重音トレモロとは? 重音トレモロは、複数の弦をトレモロ奏法で弾くことです。 マンドリン独奏曲で重音はよくありますが、マンドリンオーケストラでも珍しくなりました。 2つの弦をトレモロするため、音量がでます。 ただ、弾くだけじゃなく、フォームの…
1. 小指をボディに置いて弾く マンドリンの演奏方法は、何種類かありますが、その中に小指をボディに添えて弾く方法があります。 安定感があるから採用する奏者もいます・・・自分はできませんが・・・ 小指を軽くサウンドホール近くのピックガードにそえま…
1. 副弦を弾けていないことがあること マンドリンは、主弦と副弦があります。主弦と副弦は弾けているのは当たり前!! と思っている奏者は多いですが、副弦を弾けていないことがあります。 チューニングされていれば、主弦も副弦も同じ音ですから気が付かな…