第170回 マンドリン 練習は課題を克服することから
1. 練習方法は奏者により様々
練習方法は、奏者により様々です。
楽譜を弾けるまで練習するにしても、奏者によりアプローチが違います。ある奏者は、弾けるまで何度も何度も繰り返し弾きます。また、ある奏者は弾けないところしか弾きません。
今回は、課題練習中心の練習方法を説明します。
2. 課題から練習する
イントロやバリエーション1などの10小節程度の塊を対象に練習します。
弾けないフレーズがあると思います。そのフレーズから練習します。
ピッキングから始めて、納得できまで練習します。5回程度は弾きます。納得できなければ20回でも練習します。
次にトレモロで弾きます。ピッキングで弾ければトレモロでも弾けるはずです。弾けなければ何回も練習しましょう。この際、メトロノームを使います。きちんとリズムを合わせます。
3. 全体練習で弾きとおす
課題練習が終われば、イントロやバリエーション単位で弾きとおします。1回目で問題なく弾ければ終わりです。
弾けなければ、課題の前のフレーズから弾きます。ポジションチェンジがうまくいってないことがよくありますので、ポジションをよく確認します。
納得できれば、もう一度弾きます。弾きとおせれば終わりです。
動画にしましたので、ご視聴いただければ幸いです。