マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第7回 技術士二次試験 口頭試験本番編

技術士二次試験の口頭試験にどのように臨んだのか書きます。

第1回の6回目で合格するまでと被るところもありますが、ご容赦お願いします。

 

 

口頭試験に進むまで

第1回で書きましたので簡略します。

詳細は第1回の記事を参照お願いします。

hiromandolin.hatenablog.com

6回目の受験でようやく合格することができました。

知識だけでは合格できないこと、論文の書き方を学んだことが大きかったです。

 

受験前に口頭試験は早めに準備しなければいけないことは事前に調べていましたので、第1回の筆記試験の受験後から口頭試験の勉強を始めていました。

不合格だと知ったときは、あっさりと止めましたが・・・

口頭試験の準備を早めにしなければいけない理由は以下のとおりです。

  • 口頭試験で不合格なら筆記試験からやりなおしになる。一発合格の必要がある。
  • 面接試験のため、あらゆる質問に準備しておく必要がある(時間がかかる)。
  • 10月に合格発表後、早ければ11月下旬に口頭試験がある。

筆記試験ほどではないにしても時間が必要なことは確かです。ただし、時間がないことも確かです。

 

筆記試験の合格発表まで

筆記試験の手応えがありましたけど、そうはいっても合格は怪しいと思っていました。でも準備はしておこうと思っていました。

広島で受験し、当時住んでいた松江に帰った後に、1週間何もしませんでした。翌週から筆記試験の回答論文を作成しました。過去5回落ちていましたので、疑心暗鬼になっていました。

  • 筆記試験後、すぐに回答論文を書くこと。

が重要です。記憶が鮮明なうちに論文を復元しておくことが必要です。

それからは、ネットで口頭試験の会場や勉強方法を調べていました。過去5回の受験も同様でしたが・・・新しい情報があるかもしれませんので。

10月下旬に合格発表があり、合格していました。合格したことで、口頭試験の勉強を本格的に始めました。

口頭試験の勉強方法は過去に書いていますので、そちらを参考にしてください。

hiromandolin.hatenablog.com

 

口頭試験日の本番

受験日は11月下旬に想定していましたが、12月17日と聞いて、「マジでか!?」と思いました。12月中旬なら雪が降りますからね。雪が降って、飛行機が飛ばないとかありそうで当日まで毎日、天気予報を確認していました。

ちなみに悪天候で受験ができなくても不合格になります。

幸い天気は比較的よく、12月17日に朝1番の飛行機で米子空港から羽田へ向かいました。

前日入りを考えましたが、試験は16時開始でしたので、当日移動にしました。

浜松町に着いてようやく安心できました。受験を受けることができそうだと。

 

試験会場はフォーラム8でした。今後もこの会場だと思います。

渋谷の109の近くにあります。

久しぶりに109を見ました。受験を受けたときは渋谷には似合わない年齢でしたが。

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 109を目印にするとフォーラム8がわかりました。

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 場所を確認してから、いったん会場近くのカフェに入り想定問題を確認していました。確か会場入りできる時間が決まっていたと思います。

15時30分頃にフォーラム8に入り、控室である会議室に入りました。

フロアの階は忘れましたが、エレベータを降りるとすぐに受付の方がいるのがわかり、そこで受付をすますと控え室の会議室と受験の注意事項を教えてくれます。

会議室に入ると、受験前の受験生が口頭試験を勉強していました。

適当なところに座り、想定問題を確認している間、周囲をみると、複数の部門が受験にあたっていることがわかりました。

自分の部門の合格者は知っている方がそれなりにいましたので、すぐにわかります。

15時40分前に所定の席に座ります。

口頭試験が行われる会議室の前に椅子があり、試験開始まで座ってまっています。周りを見ると、他の部門の受験者も同様に会議室前の椅子に着座して待っている状況でした。

会議室内の受験の様子がかすかに聴こえます。質問内容はわかりませんが、答えている内容はわかります。こういう質問されているんだなと、想定問題にあったなとか考えていました。

「ありがとうございました」の声が聞こえ、前の受験者が会議室からでてきました。

試験管から「次の方どうぞ」と声がかかり、会議室に入室しました。指定されたところにカバンなどを置いて、受験番号、氏名を名乗り、「よろしくお願いします」と挨拶してから面接官の前にある椅子に座ります。

この後は、面接官のペースで進みます。

面接官は、2人で共に技術士のようでした。かなりベテランの方でうちの会社なら、OBクラスの年齢かと思いました。

最初は、経歴票に関することを聞かれました。想定問題でおおよそカバーできる質問でした。

次に筆記試験の回答について質問がありました。

面接官の方が、「この回答は間違っていますよ」と言われ、その根拠を述べて揺さぶりをかけてきました。議論になるのはまずいと考え、「勉強します」と答え次の質問を引き出そうとしたら、もう一人の面接官が、「あなたの考えは正しいんですよ」と矛盾というかフォローがありました。

意図的に落とそうとしているとは思いませんでしたが、こういう揺さぶりはしてくるようです。「勉強します」と言って次の質問を引き出す方が良いと思います。

倫理に関する質問がだされ、答えると面接官が笑顔になりました。

これで合格が決まったなと思いました。

向かって左側の面接官が右側の面接官に、「他に何かありますか?」と言い、右側の面接官が「何もないです」と答え、「これで終わります」と言われ口頭試験が終了しました。

最後に一礼し、退室しました。

時間は18分くらい。見渡すと、別の会議室でまだ口頭試験が行われていました。控え室には誰もいなくて、自分が最後の受験者だったと認識しました。

羽田発米子空港行きの最終便に搭乗するため、渋谷をみることなくさっさと帰りました。

それから、3月に合格発表があり合格していました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。