マンドリンを弾く技術士

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第18回 技術士二次試験 口頭試験対策その1

 技術士二次試験の筆記試験に合格すると次は口頭試験です。準備時間が短いので、早めに準備する必要があります。

 今回は口頭試験の全体の概要について書きます。

 

1.筆記試験合否発表前から勉強する

 筆記試験の合否に関係なく勉強しましょう。

 不合格であっても次回の筆記試験で合格した場合に役立ちます。口頭試験を意識して受験申込書(口頭試験で質問されます)を書くことができます。

 

2.口頭試験の内容

 令和2年度の二次試験の実施大綱に試験内容と配点が記載されています。

 技術士としての実務能力

 ・コミュニケーション、リーダーシップ 30点

 ・評価、マネジメント         30点

 技術士としての適格性   

 ・技術者倫理             20点

 ・継続研鑽              20点

  配点は無視した方が良いです。配点の低い技術者倫理が答えられないと不合格になる可能性が高いです。どの内容にも答えられるように準備が必要です。

 

3.技術士としての実務能力

 口頭試験の範囲は、経歴、小論文及び筆記試験の3項目です。筆記試験後は経歴や小論文のことは忘れているかもしれませんが、受験申込書を引っ張り出して確認しましょう。

 小論文と筆記試験の内容が最も質問されます。自分の場合、小論文4、筆記試験4、経歴2の割合で質問がありました。経歴は1問程度のこともありますが、何を聞かれても答えれるように準備します。経験したことなので答えやすいとは思います。

 

4.技術士としての適格性

 配点が低いですが、答えられないと不合格になりますので手を抜くことなく勉強が必要です。実務能力なら「次の質問をお願いします」と逃げることもできますが、適格性は聞かれるポイントも決まっているので、次の質問がないこともあります。確実に答えられるようにしましょう。

 想定QAは作りやすいので、勉強すれば口頭試験の当日に確実に答えられます。

 

5.勉強方法

 近くに技術士がいれば対策を聞いてみるのが一番です。

 いないケースが多いと思いますので、主な勉強方法を説明します。

(1)通信教育等の受講

 口頭試験のポイントから丁寧に教えてくれます。模擬面接のあるコースもあり、合格の可能性が高い勉強方法です。

 勉強費用がかかること、地方では対面は難しい、部門によっては通信教育が存在しないなどのデメリットがあります。

(2) ネットなどから情報収集

 口頭試験の内容はネットでも公開されていますので、そこから情報収集して勉強する方法があります。費用がほとんど必要ないことがメリットです。

 必ずしも新しい情報ではないこと、個人の主観によるものなため必ずしも正確な回答ではないことがデメリットです。

 自分はこの方法で勉強しました。適格性については、ネットから情報収集だけでもおおよそのことは答えれると思います。

 

 合否発表の前には勉強方法を決めて、勉強しましょう。