マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第137回 マンドリン 本番対策は回転数を落とすこととゆっくり入ること

 本番は、練習と違い事前に思いどおりに練習ができないことがよくあります。この練習不足が本番に影響するため、十分に練習してから本番に臨みたいです。トレモロの回転数を落とすこと、ゆっくりからピッキングすることが有効な対策です。

 

1. 本番は練習不足

 日頃から十分な練習をして、いざ本番・・・演奏に失敗した!! 奏者なら誰でもあります。

 失敗とは何か・・・練習どおりに弾けなかったということですが、緊張してしまい弾けなかったとよく聞きます。緊張というか腕が固い、練習の時と違うから弾けなかったというのが本当のことだろうと思います。

 

1.1. なぜ腕が固まるのか?

 練習では、基礎練習から始めて手や腕がほぐれたところで楽譜を弾くことが多いと思います。事前に練習している分、スムーズに楽譜を弾けると思います。

 ところが、本番では、練習不足で臨ことがよくあります。事前の練習がほとんどないこともよくあります。

 練習のように事前練習ができないことがある本番では良い演奏ができないのは当たり前といえます。

 

2. 対策は?

 じゃぁ、どうするかですが・・・ちょっとした技で対策がとれます。

 

2.1. トレモロの回転数を落とす

 トレモロで始まる曲でしたら、トレモロの回転数を落としてみましょう。

 プロの奏者は本番でも柔らかい演奏ですが、事前に練習していなくても柔らかい演奏です。これはトレモロの回転数を落としているためです。

 いきなり、トレモロの回転数をマックス状態で弾き始めると、腕が固くなります。腕弾きの状態になります。

 回転数を落として、手首の柔らかさを感じましょう。手首の柔らかさを感じる回転数で弾ければ最後まで落ち着いて弾けることができます。

 

2.2. 始めをゆっくりと弾く

 ピッキングで始まる曲は、左右が合わないことがよくあります。

 弾き始めの小節のみ、わざとゆっくりピッキングします。ゆっくりのため、左右が合いやすくなります。

 次の小節からは本来のテンポで弾きます。始めの小節だけなら、聴き手もわかりません。

 

動画にしましたので、ご視聴いただければ幸いです。

 

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3. まとめ

以 上