マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第6回 技術士の最適な勉強方法はどの方法か?

 

第6回目は、技術士の勉強方法です。勉強方法と言っても論文の書き方とかではなく、通信教育や独学などの勉強方法を説明します。

今年の受験を目指して、勉強を開始した方も多いと思います。今年受験する方々の参考になれば幸いです。

 

勉強方法には、独学、通信教育、専門の学校に通学及び技術士から指導を受ける方法が挙げられます。それぞれの勉強方法のメリット、デメリットや特徴を以下に書きます。

 

独学による勉強

自分は、独学により勉強し合格しました。途中で通信教育も経験しましたが・・・

多くの受験者は、独学から勉強を開始すると思います。独学で限界を感じたら、他の勉強方法を探すのだと思います。

【特徴】

  • マイペースで勉強できる。
  • やりやすくやめやすい。 

【メリット】

  • 計画が立てやすい。
  • 低コストで勉強できる。
  • 場所を選ばない。

【デメリット】

  • 長く続かないので断念しやすい。
  • 長期間、モチベーションを保つのが難しい。
  • 効果がわかりにくい。

 

通信教育による勉強

独学を諦めると、最初に考えるのが通信教育だと思います。教える側にノウハウがあり、多くの合格者がいます。自分も途中で通信教育をしました。しかし、ちょっと後悔もしましたが・・・

【特徴】

  • 様々な勉強メニューを揃えており、教育を受ければ合格しそうな雰囲気があります。
  • 実際の合格者の声があり、参考になる。
  • 公開講座もあり、サポートがある。

【メリット】

  • 技術士が教えていることが多く、的確な助言が期待できる。
  • コースがそれなりに豊富であり、自分に見合ったコースを選択できる。
  • 模擬問題と回答の添削があり、精度の高い勉強ができる。
  • 全国何処でも教育を受けることが可能

【デメリット】

  • 受験する部門の講師が必ずしも存在するとは限らない。居ようがいまいが、通信教育の費用は変わらない。
  • 高コストのコースほど合格しやすい。

 

専門学校への通学

自分の周囲にはありませんが、技術士受験を教える学校もあります。何がなんでも合格しなければならないと考えれば選択する価値はありそうです。

【特徴】

  • おそらく合格率の高さは他の勉強方法よりも高いと思われる。 
  • マンツーマンの指導など、受験者の側にたったサポート体制

【メリット】

  • 精度の高い問題と添削があり、講師から直接指導を受けられる。
  • 高いモチベーションを維持できる。
  • 受験申込書の書き方、口頭試験、論文試験と幅広いサポートがある。

【デメリット】

  • 通信教育よりも高コスト
  • 学校がある場所が限られ、誰でも教育を受けられるわけではない。
  • 受験部門が限られる。

 

現役の技術士からの指導

周囲に技術士がいれば教えてもらうのも良いと思います。企業の中には、現役の技術士による勉強会を開催することがあります。大手の企業には、現役の技術士が多いので、教えてもらうのは良いと思います。

【特徴】

【メリット】

  • 基本的にコストがかからない。
  • 経験に基づく適切なアドバイスが得られる。
  • 通信教育や専門学校に少ない受験部門の技術士から指導を受けられる。

 【デメリット】

  • 必ずしも教えることに長けているわけではない。
  • 模擬問題はあまり期待ができない。

 

勉強方法の選択 何を考えて勉強方法を探すか

勉強方法を書いてみると、選択の基準は以下なのかなとわかります。

  1. コスト
  2. 時間
  3. 場所

コストについて

受験勉強にかけられる費用が多いほど選択の幅に広がります。

できるだけ低コストで勉強したいと考えれば、独学になります。金に糸目をつけない、確実に合格したいと考えれば専門学校や通信教育になります。

時間について

短時間で合格を目指すか、時間をかけてでも合格を目指すかによっても勉強方法が変わります。

1回目の受験で合格したい場合は、専門学校や通信教育が選択肢になります。技術士から指導を受けるのも選択肢になります。そうでなければ独学でも良いと考えます。

場所について

受験者が住んでいる場所のことですが、周囲に専門学校がなければ、独学か通信教育になります。周囲に技術士がいれば学ぶことも選択肢になります。通信教育は、公開講座には行けないこともありえます。

 

結局、何を考えて勉強方法を選ぶか?

自分の環境や将来のこと、受験の動機を考えて選ぶことになります。

特に動機や将来のことは重要だと思います。技術士の取得により、キャリアアップが確実なら、短期間での合格を目指せば良いと思います。セカンドキャリアで活用したいとか若い受験者で社内で活用したいと考えているなら、時間をかけても良いと思います。

口頭試験でも聞かれますので、そもそもの受験の動機は何か? 勉強する前に考えてから合格までの勉強方法を考えることが重要だと思います。

受験する部門も重要な要素です。受験者が多い部門は合格者も多く、教育メソッドがあるため、選択肢も広がりますが、マイナーな部門は選択肢が少なくなります。自分も選択肢が少なかったです。

 

参考:自分の経験

自分の場合、30代の後半に受験しましたが、キャリアアップが目的でした。社内でも最高位のランクの資格ですが、資格所有者が少なく、役に立つと考えたことが、そもそもの受験の動機です。

広島に住んでいましたので、勉強方法は通信教育か独学でした。周囲に技術士がいましたが、教えてくれとは言えませんでした。

独学で進めましてが、勉強方法そのものがわからなかったので、通信教育を受講しました。しかし、これは誤りでした。過去にもそのあたりのことを書いていますので、参考までに見ていただければと思います。

 講師が自分が受験する部門のことをわかっていなかったので、模擬問題も本番の問題とはかすりもしませんでした。このことが独学に戻った理由です。

hiromandolin.hatenablog.com

勉強のコストは抑えられましたが、6回も受験しましたので、受験申込書の費用はかかりました。途中で松江市に転勤になったので、選択肢も限られ失った時間もあったと思います。

しかし、最後まで折れなかったのは良い経験でした。合格したことで、他の社員と差別化もできたのかなとは思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。