マンドリンを弾く技術士

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第32回 技術士に合格するまでの勉強にかかるコストはいくらか?

 技術士試験に合格するまでのコストはどの程度かかるのか説明します。勉強方法によって、コストも変わりますので参考にしていただければ幸いです。

 

 

1.前提条件

  • 受験回数1回の一発合格
  • 勉強方法は、ネットや手持ちの参考書を使ったケース、参考書を購入して勉強するケースおよび通信教育で勉強するケース
  • 宿泊費や交通費は含まない。

 

2.一次試験

 日本技術士会に受験手数料が公開されています。受験手数料は11,000円です。1回目の受験で合格すれば11,000円ですみます。

 独学で勉強するなら、過去問やネットで回答例などの検索、書籍で勉強します。基礎や適正科目の参考書なら3,000円前後で売っています。専門科目の参考書は部門によってあったりなかったりしますが、4,000円前後が相場だと思います。

 部門によって参考書が売ってないケースもありますので、通信教育も勉強方法です。通信教育は、期間や会社によって様々ありますが、3ヶ月で添削のみなら25,000円程度です(同じ会社の受験者は某センターで25,400円でした)。

 

 独学のみでネット中心などで勉強すると11,000円、通信教育までやれば36,000円です。おそらく参考書を買って勉強する受験者が最も多いと思います。参考書2冊買えば、18,000円程度の費用です。

 

3.二次試験

 一次試験と同様に日本技術士会から受験手数料が公開されており、14,000円です。

 独学で勉強する場合、公開されている過去問などで勉強します。キーワードは手持ちの参考書や過去問、ネットで調べることが中心になります。参考書は3,000円から5,000円程度が相場のようです。キーワードのみなら安いですが、論文の書き方まで含めると高くなる傾向があります。

 論文は、論文専門の図書を購入することがあります。自分も買いました。論文のみの図書は汎用性があるためか、比較的安いものがあります。2,000円前後の図書でも十分です。

 通信教育を受講する場合は、コストが上がります。スクリーニングの有無、添削の回数でピンキリです。添削コースのみなら43,000円くらいです。自分が過去に受講した添削3回のコースは35,000円くらいだったと思いますが、添削回数が4回になり、その分コストアップしていますね。最も高いコースで190,000円程度です。スクリーニングも5回程度、添削も10回以上あります。

 

 受験手数料のみで参考書は手持ちで勉強する場合は14,000円、通信教育を受けると57,000円から204,000円程度、さらに参考書などを買えば膨らみます。

 

4.まとめ

  • 公開されている過去問や手持ちの参考書を使って勉強するケースはコストが抑えられます。一次試験と二次試験を合わせて受験手数料のみで25,000円で合格できます。
  • 一次試験で参考書2冊購入、二次試験で論文の参考書を購入するケースでは、受験手数料25,000円に参考書代10,000円程度が加わり35,000円
  • 通信教育を受講する場合、一次試験+二次試験の添削のみなら68,000円が受験手数料に加算します。合計で93,000円です。
  • 二次試験の通信教育でスクリーニングなど最大限にすると215,000円程度で、受験手数料が加算され240,000円です。なお、通信教育も会社、コースによってコストは変動します。

 

 勉強の組み合わせでコストは変動します。さらに受験回数がかさむと受験手数料分が最低限加算されます。

 勉強方法や受験計画を考えてコストも考慮して合格を目指しましょう。