マンドリンを弾く技術士

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第34回 技術士試験 勉強方法は独学か通信教育が良いのか?

 技術士の勉強方法は、独学や通信教育があります。どのような勉強方法を採用し合格を目指すべきか説明します。

 

1.独学

(1)メリット

  • マイペースで勉強を進められる。
  • 受験コストが安い 

(2)デメリット

  • 手応えがつかめない。
  • 理解できないことが解決できない。

 

2.通信教育

(1)メリット

  • サポート体制が充実
  • 受験問題の傾向が見えてくる。

(2)デメリット

  • 受験する部門によって、必ずしも充実していない。
  • 費用が高い。

 

 独学と通信教育の主なメリット、デメリットをあげてみました。メリット、デメリットを基に受験部門によって選択する勉強方法を考えてみます。

 

3.独学か通信教育のどちらを選択すべきか?

 受験する部門によって独学を選択するか通信教育するか選択肢が変わります。

 受験者が多い部門は、通信教育も充実しています。技術士を所有している講師が丁寧にサポートします。受験問題の想定も精度が高いです(その分、問題も難易度があがりますが)。

 受験者が少ない部門は、通信教育のサポート体制が整っていないのが実情です。受験部門の下にいくつかの科目があり、その科目で合格した技術士が想定問題を作りサポートしてくれれば良いですが、受験者が少ないと講師がいません。

 

 受験者が多い部門は選択肢も増えます。予備校や社内の勉強会という手段も選択肢にあげられます。選択肢が多いため、自分の生活習慣を考えて時間があり短時間で合格を目指すなら通信教育が良いです。お金があり、通勤範囲内に受験予備校があれば学校で勉強する手段もあります。

 受験者が少ない部門は、独学が良いです。通信教育も可能ですが、想定問題が本番の問題と大きく異なるなどの問題があるとお勧めはできません。独学では勉強が進まないから通信教育を受ける場合は添削のみの最も安いコースを受講した方がよいです。

 

 自分は受験者が少ない原子力放射線部門の放射線防護を受験しました。通信教育を受講しましたが、講師が放射線防護を理解していないことが問題、添削でわかったので独学で勉強し合格しました。

 受験する部門の受験者数は、日本技術士会に公開されていますので参考にすれば良いと思います。受験部門を調べてからどのような勉強方法を採用するか考えましょう。