マンドリンを弾く技術士

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第38回 技術士二次試験 後から後悔しないためにも業務経歴票の専門とする事項にも拘って書こう。

 技術士二次試験で最初に業務経歴票を書くことになります。この段階でイメージしにくいですが、口頭試験の問題も考慮して書いた方が良いです。受験する以上は、筆記試験は合格することが前提、業務経歴票は聞かれることを想定します。

 

1.業務経歴票で手抜きしやすい欄

1.1 専門とする事項

 手抜きして書きやすいのが「専門とする事項」です。選択科目は受験者の業務分野があり、選択肢も限られますが、専門とする事項は、多くの選択肢があります。

 受験者は7年以上の業務経験を積んでいるので、複数の専門とする事項があります。そのためか、「これでいいだろう」「どちらかといえばこれかな」とあまり考えずに決めてしまうことが多いと思います。

  

2.口頭試験で困ること

1.1 業務内容と整合性を問われる

 試験管が見るのは業務内容ですが、「専門とする事項」をなぜ専門としたのか? と業務内容で確認しようとします。試験管が疑問をもてば口頭試験で質問があります。

 

 「業務内容と専門とする事項はどのような関係があるのですか?」・・・このような質問が飛んでくることがあります。

 

 業務内容と整合性がない場合、質問されることを想定する必要があります。

 整合性が取れていないと苦しい回答になります。「専門とする事項の業務経験が1年程度なのになぜ専門なんですか?」とツッコミがくると答えに苦しみます。

 

3.整合性をもって専門とする事項を書こう

 対策ですが、業務内容と整合性をとって専門とする事項を書くことです。

 業務内容を書いて、最も経験がある業務から専門とする事項を抽出することが良いです。そうすると整合性がとれます。

 

 専門とする事項は業務内容を書いてから決めた方が良いです。業務内容の詳細から抽出しても良いと思います。

 3月になると業務を棚卸して業務経歴票の記載内容を検討しますが、口頭試験で聞かれることを意識して書きましょう。