第82回 マンドリンの練習 デュオ奏法は遅れないように弾く
マンドリン独奏でデュオ奏法があります。
独奏者1人がメロディと伴奏の両方を弾く演奏方法です。独奏に挑戦するなら避けて通れない演奏方法です。
デュオ奏法はテンポが遅れがちになります。慎重に弾くこと、そもそも難しいためです。テンポが遅れないようにするにはどうすれば良いか・・・説明します。
最初にピッキングだけで実テンポに近いテンポで弾いてみます。感覚を掴むわけです。特に左の感覚を掴みます。
テンポ感を掴んだら、メロディをトレモロで弾きます。これで楽譜指定のテンポに合わせられれば終わりです。
たいていは遅れます・・・遅れるため、対策を考えます。
まずは右手です。右手のトレモロの回転数が速すぎないかということです。音符にトレモロを詰め込みすぎると遅れます。何回ダウンアップしたか数える奏者は少ないと思いますが、速いトレモロか遅いトレモロかはわかるはずです。回転数を落として弾いてみましょう。
回転数を落とすと左手が少ない回転数で動いてくれますので、テンポがアップします。
次に意識の問題です。メトロノームを使ってみて、左手がメトロノームにびしっとハマっているか意識しましょう。右手は意識を緩めても良いです。
左手がきちんとはまってることがわかれば左右両方を意識します。
この2つの対策でデュオ奏法が遅れなくなります。
動画にも示します。