マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第62回 マンドリン独奏曲やオーケストラ曲を練習しよう!!

 マンドリン独奏曲の練習がテーマですが、オーケストラのパート練習にも応用できます。

 

 最初に曲全体の構成を把握しましょう。マンドリン独奏曲もオーケストラもおおよそ同じ、フレーズを形を変えながら繰り返されます。トロイメライだったら、同じフレーズの繰り返しですので、フレーズの弾き方を覚えたら、すぐに弾けるようになります。

 構成を把握すれば覚えることも容易になります。構成には、keyや調子も含まれます。使われているkeyを把握すればポジションも難易度も見えてきます。

 

 弾き始めは、ピッキングです。ポジションを把握することが目的です。

 左手を先行で、ポジションを押さえたらダウンピッキングします。音がでることを確認します。同時に曲のイメージもします。音がでなければポジションを確認するなり、変えて音が出ることを確認します。

 

 弾き始める前に曲を聴くことができれば聴きます。

 多くの独奏曲やオーケストラ曲で、YouTubeにアップされていますので、事前に聴いてイメージしやすくします。

 事前に曲を聴くとイメージできるので、曲の習得も早くなります。

 

 ピッキングで弾くことを繰り返します。

 繰り返すと、左手がスムーズに動き出します。リズムにもあってきます。この段階で、次のフレーズに進むか、トレモロを取り入れて楽譜のとおりに弾きます。

 

 メトロノームを使ってリズムを正確にするのも良いですが、テンポどおりには弾けないと思います。この場合、無理してメトロノームを使う必要はありません。メトロノームは後回しでもいいです。

 ゆっくりでもトレモロを混ぜて楽譜のとおり弾けるようになれば、後はテンポアップです。何度も繰り返して、左右が慣れてきたら、メトロノームを取り入れて楽譜の指定のテンポに近づけます。

 基本は、ゆっくりから繰り返し練習です。時間がかかりますが、確実に習得できると思います。

 動画にするとこんな感じです。


マンドリン独奏曲やオーケストラ曲を練習してみよう!!