マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第127回 マンドリン トレモロの回転はゆっくりでも良い

 トレモロは高速なほどかっこいい、高速でなければならない・・・という思い込みが強いです。その思い込みを捨て、ゆっくりしたトレモロも練習しましょう。

 

1. トレモロの回転数の目安はない

 トレモロの回転数は、目安はありませんが、回転数が多い(高速トレモロ)方がトレモロらしいと思う奏者が多いです。

 16部音符や32部音符と分けること、早い方がかっこよく見えるといのは原因かなと思います。

 

2. 回転数を多くする必要はない

2.1. ノイズが増える

 回転数が増えるとピックが他の弦にあたりノイズが出ることが多くなります。回転数を増やそうとすると右腕のコントロールが難しくなるためですね。

 

2.2. 本番で焦る

 本番は十分な事前練習がとれないことがあります。そうなると高速トレモロしようと思ってもなかなか回転数が上がらず、焦ってしまうことがあります。

 

3. 回転数を落とすトレモロも練習する

 回転数を落としたトレモロも練習しておきましょう。

 回転数を落とすとノイズも減り音質も良くなります。

 

 動画にしてみましたので、見てもらえれば幸いです。

 

youtu.be

4. まとめ

  • トレモロの回転数は多ければ良いということではない
  • ノイズが増えたり、本番で焦ることがある
  • 回転数を落としたトレモロも練習しよう

以 上