マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第113回 マンドリン ストロークの練習で音の粒を際立たせよう。

 マンドリン独奏ではコードが出てきます。今はオーケストラの楽譜でもコードがあります。

 コードだけじゃないですが、ストロークが重要です。ストロークが正しいと一つ一つの音が浮かびあがります。ストロークが違うとリズムが不正確になります。特にアルペジオでは。

 

1. 正しいストロークとは?

 ピックを弦に対し、垂直にしたままダウンアップします。コードやアルペジオストロークもです。

 ピックが垂直だと一つ一つの音の粒が立ちます。音と音が重ならないため、メロディも伴奏も聴いている方に伝わります。

 ピックが寝てしまうと音と音が繋がってしまい、メロディを弾いているのか、コードを弾いているのかわからなくなります。

 メロディ、伴奏を正確に伝える・・・こういう意味でストロークを垂直にして正しくダウンアップする必要があります。

 

2. ピックを垂直に弾くのはやっかいな弾き方

 ピックを垂直にするのは難しいです。弦からの圧力でピックを垂直にキープするのが難しいからです。

 力で弾くにも限界がありますし、綺麗な音色にもなりません。

 どうやって弾くか・・・

 

 ピックの深さと握り方が対策です。

 ピックが弦に接触する深さを浅くすると弾きやすくなります。音が小さくなる懸念もありますがコードやアルペジオだと音が連続で続くためそれほど小さくなりません。

 握り方を緩くすると、弦に対してピックが負けるためピックが弦にひっかかるということが少なくなります。握りを緩める方が効果があると思います。

 

 動画にしてもましたので参考にしてください。


マンドリンレッスン ピックの角度に注意してストロークを練習しよう!!