第88回 マンドリンレッスン 右手を少し浮かして弾いてみよう!!
メロディを弾きながら、コードを弾いたり、アルペジオが延々と続くことがあります。コードやアルペジオ、特にアルペジオは奏者の意思に関係なく勝手にミュートされて音がでないことがあります。
右手が弦に当たってしまうためです。右手が弦に触れてミュートされてしまうわけです。音がブチッと切れるため下手に聞こえます。音が残れば自然に消えていくため、聴き手にもうけが良いです。
アルペジオは音がミュートされることは少ないですが、右手がブレーキになってテンポアップができないことがあります。アルペジオは滑走アルペジオがあるように、たいていは速いテンポで弾く必要があります。右手がブレーキになってテンポアップできないわけです。
そこで、右手を少しだけ浮かしてみます。少し浮かすと弦と右手に隙間ができるため、ミュートやブレーキがなくなります。
腕弾きになりやすいことや右手がつってしまうことには注意が必要ですが、コードなどのフレーズに使うと効果があります。特にコードに効果があるように思います。
動画にもしてみました。