マンドリンを弾く技術士

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第103回 マンドリンレッスン 弦をまたぐ練習をしよう。

 マンドリン独奏曲は、メロディと伴奏を同時に弾くデュオ奏法が多いです。メロディと伴奏が別々に聴こえるため、聴き手に対して効果があります。

 聴き手に効果を与えるには、弦をまたぐように弾く必要があります。弦をまたぐことでメロディと伴奏が分離できるためです。

 

1.練習方法

 取り上げるのは、メロディ、伴奏ともピッキングで弾く進行です。楽譜を見た感じではメロディと伴奏の違いがわかりません。

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 上の楽譜は、メロディは下段、伴奏が上段です。ただし、途中で入れ替わります。基本、動きがある方がメロディです。

 

 こういう楽譜をただ弾くだけではメロディ、伴奏の違いがわかりません。この楽譜だと8部音符をきちっと守りながら弾く必要があります。

 左手を押さえたままでポジションをとると8部音符になります。しかし、右手が他の弦にあたるとメロディの機能が消えます。

 

 ピッキングは、弦をまたぐようにして弾きます。またぐとは弦と弦を弧を描くようにして弾きます。こうすることで他の弦に当たらないため、メロディと伴奏が独立します。

 

 最初は弦にあたらないようにゆっくり弾きます。

 いきなり速く弾くことはできません。どうしても弧を描くときに無駄な動きがでます。このため、ゆっくりから始めて慣れてきたら、徐々にテンポアップしましょう。

 

2.動画で説明

 繰り返すと無駄な動きもなくなりテンポアップできるようになります。

 こういうフレーズはテンポアップして、メロディ、伴奏らしく聴こえるようにする必要がありますが、そんなにテンポアップも難しいので、時間をかけて練習しましょう。

 最後に説明動画です。

 ぜひ、チャンネル登録をお願いします。

 


マンドリンレッスン 弦をまたぐ練習で音感アップ、演奏技術アップ