マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第122回 マンドリン独奏への道 3段階でマンドリン独奏曲を練習しよう。

 マンドリン独奏曲はどうやってマスターするのかわからない奏者は多いです。仕事が多いマンドリン独奏曲は3段階で練習するのが効果的です。その方法を説明します。

 

1. マンドリン独奏とは?

 マンドリン独奏は、多くの楽譜でメロディと伴奏が書いてあり、一人で弾きます。オーケストラならメロディは1st、伴奏はギター・・・という具合に弾きますが、マンドリン独奏曲は無伴奏なら一人で弾きます。

 

1.1. マンドリン独奏は難しいのか?

 マンドリンオーケストラで何年も弾いている奏者でもいきなり独奏曲を弾けと言われても弾けないことがほとんどです。

 難しいといえばそうですが、仕事を分担するマンドリンオーケストラに対し、仕事が集中する独奏曲はステップアップで練習する必要があります。

 いきなり仕事を増やしても対応できないわけです。

 

2. 練習方法

2.1. 最初はメロディだけ弾く

 最初は、独奏曲のイメージを掴むため、メロディだけを弾きます。

 ピッキングでも良いし、トレモロでも良いです。

 

2.2. 伴奏をつける

 メロディがわかれば、次に伴奏をつけます。

 ここはピッキングです。左手でポジションを確実につかんでから右手でピッキングしてメロディと伴奏の両方を弾きます。

 始めはたどたどしいですが、慣れれば形になってきます。ただし、テンポは気にしないようにします。

 この段階が時間がかかるので、焦らずに練習しましょう。

 

2.3. 独奏曲らしく弾く

 メロディをトレモロで弾いてみます。

 楽譜のとおりに弾くという意味です。伴奏もトレモロなら伴奏もトレモロで弾きます。テンポや表現は気にせずに独奏曲らしく弾けることを確認します。

 

 あとは精度ですので、楽譜指定の強弱をつけたり表現を考えます。

 動画にしてみましたので参考にしていただければ幸いです。

 

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3. まとめ

  • 3段階で練習する。
  • メロディで弾ければ、伴奏をつける。
  • メロディ+伴奏をピッキングで弾ければトレモロで弾いて独奏曲らしくする。

 

                                   以 上