第84回 マンドリンの伴奏や他のパートの音をしっかり聴こう!!
楽器の演奏で音を聴くことが重要です。
音は、自分が演奏する音だけじゃなくマンドリン独奏なら伴奏、マンドリンオーケストラなら他のパートの音です。
周囲の音を聞き取れば、落ち着いて演奏ができますし、音を大きくするか小さくするか表現豊かに演奏ができます。
音を聴くというのは、簡単そうに見えますが、できていないものです。自分も自分が弾きながら伴奏の音を聴いていないことがよくあります。
なぜ自分の音を聴いていないのかというと演奏に夢中になっている、余裕がない状況のためです。楽譜が要求するテンポに追いつくためにメロディだけしか聴いていない・・・ということがよくあります。
こんな状況だと演奏能力の向上は望むことができなくなります。リズムも合わなくなりますからね。
どうやって対応するかですが・・・
まずはテンポを落として、伴奏パートを聴けるように調整して弾きます。テンポを落とすと演奏に余裕ができるので聴き取りやすくなります。聴き取れるようになったら、徐々にテンポアップします。独奏ならこの練習で良いと思います。
オーケストラの場合、周囲に合わせる必要があるので、テンポをコントロールできないことがあります。この場合、フレーズを覚えてしまうのが良いです。覚えてしまえば聴くことに意識を振り向けることができます。
聴き取れるようになれば演奏に余裕ができますので、練習しましょう。
動画にもしてみました。