第119回 マンドリン 重音練習はマンドリン独奏のレベルアップに最適な練習である。
マンドリン独奏は、メロディ、伴奏を同時に行います。メロディと伴奏を一人で弾いて、その音を聴くわけですが、独奏に挑戦するとなかなかできないことがよくあります。
マンドリン独奏の練習に最適なのが重音の練習です。演奏する、メロディを聴く、伴奏を聴くの3つの作業を平行で行う能力を身につけられる練習です。
1. マンドリン独奏の特徴
マンドリン独奏は、メロディと伴奏の両方を奏者一人で弾くことです。
メロディと伴奏の両方を聴く必要があります。オーケストラではメロディ又は伴奏を弾いて他のパートを聴きますので、独奏でも出来そうに思いますが、これが難しいです。
自分で演奏、メロディを聴く、伴奏を聴くの3つを平行でこなすのが大変です。
2. 独奏するにはどうするべきか
独奏を身につけるには、演奏、メロディ、伴奏を聴くの3つの練習をする必要があります。
ピアノを経験した奏者がソロのマンドリンにすんなりとできるのは、ピアノで3つの練習を経験しているからです。
ピアノを練習するか・・・いやいや、そんなことしなくてもマンドリンで練習できます。
2.1. 重音の練習をしよう
簡単なのは重音の練習です。
重音は、2つの音を弾くことです。重音の上の音をメロディ、下の音を伴奏に見立てて演奏します。弾くのはスケールで良いです。
これで、演奏、メロディを聴く、伴奏を聴くの3つの作業を平行に行う練習ができます。
いきなり楽譜を見るのは難しいので、最初は重音の練習から入ると独奏のコツを掴むことができます。
2.2. 注意点
重音の上の音と下の音を聞き取りましょう。特に下の音は聞いていないことがよくあるので、下の音を重点的に聴くようにすると上下の音色の進行を聴き取ることができます。
3. まとめ
- 演奏、メロディを聴く、伴奏を聴くの3つの作業を同時に行う練習
- 上下の音を演奏しながら聴き取る
動画にしてみましたので参考までにみてください。
以 上