マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第27回 マンドリン独奏で「蒼き海の道」(東儀秀樹さんが篠笛で演奏する名曲)を弾いてみた。

東儀秀樹さんが篠笛で演奏する「蒼き海の道」をマンドリンで弾いてみました。

「蒼き海の道」は東招堤寺2010プロジェクトのテーマ曲として東儀さんが作曲(確か共作のはずです)した曲です。

マンドリンに合いそうだと思い選曲しました。

 

 

「蒼き海の道」マンドリン独奏で弾く

独奏といっても伴奏なしです。マンドリン独奏曲は無伴奏と表記されることがありますが、伴奏する奏者がいないという意味で、マンドリン奏者自らメロディと伴奏を弾きます。

「蒼き海の道」は、無伴奏にしたかったですが、伴奏パートのアイデア不足でメロディだけにしました。


マンドリン独奏で「蒼き海の道」を弾いてみました。

 全体的に静かに始まり、徐々に盛り上がっていく曲に仕上げました。

静かなイントロの後、いきなりハイポジションのメロディです。この部分はフルートを割り当てていたところでした。

最初は、マンドリンオーケストラ用に編曲しましたけど、独奏に直した曲です。独奏に直していると、いきなりハイポジションはどうかと思いましたがインパクトありますので、そのままにしました。

その後は、原曲に沿って進行します。途中でkeyを変え、音量もアップし雰囲気を変えます。サビを繰り返し、静かにエンディングにというアレンジです。

 

編曲の経緯

マンドリンオーケストラに所属していた頃に編曲しました。

マンドリンオーケストラ用に編曲して、本番でも演奏しました。和楽器が多く出演していた地元の行事だったので、演奏会場の雰囲気には合っていました。

当時はフィナーレという楽譜作成ソフトを利用していて、再生機能を駆使して作り上げたことを覚えています。今は、フィナーレが切れてしまい使えませんが、楽譜が残っていましたので、それを独奏用に利用しました。

伴奏も入れるつもりで考えていましたが、コードもわからず、伴奏を詰めていく時間もなく、楽譜作成ソフトもなかったことから、メロディのみとしました。

今は、アプリで楽譜作成ができますので、新しいiPadを買ったら利用したいですね。

日頃、マンドリン独奏曲を弾いて伴奏のアイデアもそれなりにありますが、コードがわからないと具体化が難しいことがよくわかります。

コードのことはあまり考えずに、メロディから伴奏に利用可能な音を拾い上げて編曲するのもありですが、そこらへんのことは考えます。

初めてのマンドリンオーケストラの編曲でしたが、気に入った曲になりました。

 

「蒼き海の道」とはどんな曲なのか

この曲を知ったのは、イージーリスニングが流行った頃ですね。イージーリスニングのアルバムがかなり出回りましたが、その中からフィールというアルバムを買いました。その中に収録されていました。

フィールには、メロディが綺麗でイージーリスニングにふさわしい曲が多数ありましたが、その中でも最も印象に残りました。

「蒼き海の道」は、東招堤寺2010プロジェクトという企画もののテーマ曲として、作曲されたようです。東招堤寺2010プロジェクトはTVの特番のプロジェクトだったようです。自分自身も観たことがないので、なんとも言えませんが、かなり力が入っていたプロジェクトだったようです。

このプロジェクトのために東儀秀樹さんが作曲したようです。2010年のプロジェクトですので、聞いたことがある人もいるかと思います。

その後、イージーリスニングのブームに乗って広まり、自分も聴いたというわけです。

東儀秀樹さんの曲では「New ASIA」という曲もマンドリンオーケストラに編曲したことがありました。この曲はリズムが細かくてギターパートからは不評でした・・・

 

東招堤寺について

写真が残っていました。興味があったので、行ったことがありました。2009年頃だったか詳しい時期は覚えてないですけど、東招堤寺2010プロジェクトの前だったと思います。編曲をする前に実物を観に行きました。

 修学旅行で目の前を通ったような記憶がありましたが、中に入ったのは初めてでした。

       f:id:hiromandolin:20200301162741j:plain

 遣唐使の鑑真の寺だったのは、歴史で勉強したことがうっすらとありました。

入り口で拝観料を払って、金堂や講堂を観たはずです。もはや覚えてないですね。

ほぼ全ての建物が国宝だと思います。ユネスコ世界遺産に登録されていると説明がありました。この寺からどうやって蒼き海の道を想像したのか興味がありましたけど、観ている最中は、頭の中で蒼き海の道が演奏されていました。

また、観光にいくことがあればじっくりと観てまわりたいですね。当時は翌日が演奏会で、夕方に練習があり。大阪の楽器屋を回ってから奈良に移動したので、滞在時間は20分もなかったです。

あっさりと観て回って帰り、楽団の部員に報告しました。みんなの反応はあっさりとしたものでしたけど・・・

 

伴奏ありバージョンの編曲

久しぶりに演奏してみて、マンドリン独奏曲として伴奏をつけて演奏したいなぁ と思いました。伴奏のアイデアは全くないですが、今まで散々、マンドリン独奏曲を弾いてきましたので、蒼き海の道のイメージに合う伴奏はありそうです。

シンプルなシングルノートで始まって、コードで分厚くするような伴奏が似合うのかなとイメージします。

新しくiPad Proを買ったら、楽譜作成ソフトを入れてマンドリン独奏曲に仕上げたいですね。3月に発表されると噂されていますが・・・どうなるやら。関係ない話でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。