マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第61回 マンドリンの基礎 音量のコントロールの練習方法

 マンドリンの音量をコントロールは、ピックのコントロールで行います。主に2つの方法があります。その方法を説明します。

 

1.ピックの深さをコントロール

 ピックを弦に対し、深くするとピックの弦への接触面積が増えます。接触面積が増やしていき音量を増加します。ピアノは逆にピックの接触面積を減らせしていきます。

 ピックを徐々に弦に突っ込んでいくような感じで弾きます。

 音量を増やすのに慣れが必要なこととフォルテ以上だと弦からの抵抗があり、弾きにくいのが欠点です。音質をフォルテでもピアノでも保てるのが利点です。

 

2.ピックの握りをコントロール

 ピックの握りを強弱により音量をコントロールする方法です。

 強く握れば音量が増加します。弱く握ると音量が減少します。ピックの持ち方、弦に対する深さは一定であり変化がありません。

 フォルテがやりやすい反面、ピアノがやりにくいです。指とピックの隙間が大きくなり、ピックが不安定になるためです。フォルテだと音質が硬く感じます。

 

3.実戦のうえでは

 本番で弾く場合、両方を組み合わせるのがいいです。

 フォルテ以上だと、ピックの深さと握りを強くすることでフォルテシモを出すことができます。両方の方法を習得して、自由自在に操れば音量のコントロールが簡単です。

 音量のコントロールでやってはいけないのが回転数をあげてコントロールすることです。ピアノだとトレモロじゃなく、16部音符を弾いているのと変わらなくなります。ピアノでもフォルテでもトレモロを回転数を一定に保つことが音量のコントロールで重要なことです

 

 最後に動画にするとこんな感じです。


マンドリンの基礎 音量をコントロールできるようにしよう!!フォルテもピアノもトレモロの回転数は変えないで弾く。