第93回 マンドリンレッスン ピックを変えると弾きにくい場合の対処方法
ピックを変えると弾きにくいと感じる奏者がけっこういます。
ピックが弦にひっかかるような感覚になるためです。原因は、使い慣れたピックの感覚で新品のピックでマンドリンを弾いているためです。
ピックは消耗品ですので、先端が徐々にすり減っていきます。
すり減ると先端が丸くなるので、ピックが弦に滑るので弾きやすくなります。新品はピックが尖っているので、弦に弾きにくくなります。
日頃、財布の中にピックを入れてある程度削れてから使ったり、先端をやすりで丸くすることもありました。こんなことしなくても新品でも使い慣れたピックのように弾けるようにする必要があります。
右の力が脱力できていれば、それほど困る問題ではないと思います。ただし、フォルテも弾きますので、この問題に直面することもあります。
対処ですが、音量を下げるイメージで弾くことです。音量を下げようとすると、ピックの接触面積を減らそうとします。新品のピックは、尖っていますので少し音量を下げるくらいがちょうど良い接触面積になります。接触面積が減りますので、ピックが弦に引っ掛かるようなことが少なくなります。
実態は音量もそれほど変わりません。新品のピックが弾きにくければ音量を少し減らすイメージで弾いてみましょう。
マンドリンレッスン 新品のピックが弾きにくいときは音量を下げるイメージで弾こう!!