第42回 マンドリンレッスン ピックは立てて弾いたらすぐに返す
広島も緊急事態宣言が解除され、徐々にマンドリンの活動も再開されるのではと期待しています。再開に備えてマンドリンの基本的な弾き方を考え直すのも良いです。
今回は、弾き方について、考えてみました。
1.ピックは立ててみる
ピックは立てる・・・なんのことかと言うと、マンドリンの胴に対してピックを垂直にして弾くことです。
トレモロがそうですが、ピックが寝てしまうことがあります。寝てしまうとダウンアップで弦への当たり方が違うので、ダウンとアップで音が違ってきます。均一な音にはならないわけです。
ピックが垂直に立てれないのは、マンドリンの持ち方にもよると思います。胴の角度が垂直になるように構えるとピックも立てやすいのかと思いますが、不安定になるので自分はこの持ち方が苦手です。マンドリンのボウルが収まるような持ち方をしています。
広島の奏者は、胴の角度が垂直になるようにかまえる方が多いと思います。おそらく教わったんだろうと思います。
ピックの角度は、意識すればすぐに改善ができます。
ゆっくりから練習して、ピックの角度を意識して定着させれば問題ないと思います。そのあたりのことを動画にしてみました。
綺麗な音色をだすことに効果があるので、ぜひ奏者の方は身につけてほしいです。
2.すぐに返して弾く
すぐに返す・・・なんのことやら・・・ということですが・・・
ダウンピッキングしたら、すぐにアップで弾き返すことです。すぐに返すとは、ダウンした際にピックが弦に当たらないようにすることです。
弦に当たると音がでます。この音は余計な音ですので、ノイズになります。トレモロやピッキングの音色が汚くなる要因になります。
当たらないようにして弾けばノイズがなくなるため、音色が綺麗になるわけです。
ダウンした際にピックを弦に当てるのは、トレモロやピッキングが安定するためです。この演奏方法の奏者は多いと思います。自分はこの弾き方をしなかったですが、トレモロが速くなると当たることもあります。
右手がうまく脱力できると、気にしないレベルのノイズになるかもしれませんが、脱力は難しいので、当たらないようにして弾く方がいいのかなと思います。
動画にしてみました。
この弾き方ができるとノイズが減るので、綺麗な音を出したいと思ったら、やってみるべきですね。気をつけないといけないのは、腕振りになりやすいので、手首が振れていることを意識すべきです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。