第39回 役に立つマンドリンのスケール練習
第39回は、スケール練習です。
スケール練習は、マンドリンやギターを習うと最初にする練習しますが、上達しても役に立つ練習です。その辺のことを説明します。
1.スケール練習
学校では、ドレミファソラシドと習います。
マンドリンを習うと、トレモロ練習とスケール練習を最初に教わります。ドの位置が押しやすいのか馴染みがあるのかですが、ドから始まるCメジャースケールを弾くことが多いです。Cメジャースケールにこだわる必要はなくどのポジションからでも始めても良いです。そこらへんがスケール練習のメリットです。
スケール練習は目的をもつと効果があります。
【マンドリンレッスン 】スケール練習 応用範囲が広く簡単にできる練習
2.スケール練習の効果
(1)ポジションを覚えられる
あらゆる音階がありますので、マンドリンのポジションを覚えるのに適しています。
マンドリンは、4つの弦しかなく開放弦同士の音程が5度と決まっています。どのポジションから始めてもスケールの形は同じです。
このことを理解できればポジションを覚えられます。ポジションを覚えられれば、指盤を見なくても弾けるようになります。
(2)左右の一致
弦楽器は左右が一致すると音がなります。
スケール練習は、左右を一致させる練習に最適です。簡単に弾けるためです。次に何を弾くか明らかなので、左右がスムーズに動き一致するため、綺麗な音をだせます。
左右のタイミングを一致させるには、簡単に弾けるスケール練習が最適です。
(3)左手の向上
スケール練習は、左手がメインになりますので、左手の向上にかかせません。
左手の向上は、主に正しいポジションの押さえ方です。間違えたポジションの押さえ方をすると音がビビったりします。
スケール練習なら、左手で正確にポジションをとることができます。こういう練習に適しています。
他にも効果がありますが、主なものとして3点を列挙しました。
3.スケール練習の方法
下の音から順番に弾いていけば良いです。
ピッキングで弾くか、トレモロで弾くかがあります。左右の一致ならピッキング主体ですが、ポジションを覚えるならトレモロでも良いです。ピッキングでも良いです。
目的によって使い分けするのが良いです。
腕ならしで最初にスケール練習することが多いと思います。最初は右手の練習でトレモロ練習し、その後にスケール練習するのも良いです。自分はこのパターンです。
最後にスケール練習するのも良いです。ただし目的は違います。最後にスケール練習するのは楽譜練習で身についた悪い癖を治すためです。
癖を治すため、スケール練習を行います。
時間は最初でも最後でも5分以内で十分です。メインは楽譜を使った練習ですから、楽譜練習の前後にスケール練習を行います。最初は5分、最後に1分でも良いです。
様々な練習に活用できる身近な練習方法ですので、目的をもって行うことをお勧めします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。