マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第38回 マンドリン練習後の基礎練習 練習して下手にならないために行う基礎練習

 第38回は、マンドリンの練習後に行う基礎練習です。

 練習の最初にやるのが基礎練習ですが、練習後に行うことも効果があります。練習前はウォーミングアップの要素が大きいですが、練習後の基礎練習はフォームの修正に重点をおいて行います。その辺のことを説明します。

 楽譜練習に重点をおくことになりますが、練習後にフォームが崩れて間違ったフォームが身につくことがよくあります。その対策が今回のテーマです。

 

1.練習後の基礎練習

 基礎練習といっても特別なことはしません。動画を紹介します。


【マンドリンレッスン 】練習後の基礎練習 悪い癖が身につかないようにする練習

 スケールをただ弾いたり、右手でコードを鳴らすくらいです。

 重点を置いているのが、悪い癖が身につかないようにするためです。楽譜を弾くと、ついつい熱中してしまい、フォームが変わったことに気がつかないことがよくあります。

 集中することは良いですが、練習するごとにフォームが変わってしまい下手になってしまうことがあります。

 こんなことにならないためにも練習の終わりに基礎練習して、曲がつかないようにします。癖がつかないようにする基礎練習ですので、スキルアップを目的とした練習ではありません。そのため、簡単なスケールを弾く程度です。

 

2.何を練習するか?

 スケールと右手の練習です。右手は、特に悪い癖がつきやすいので右手の練習が必須です。右手の練習とはいっても技巧的な練習はしません。

 短ければ1分くらい、長くても3分程度の練習で十分です。

(1)スケール練習

 スケール練習は、左右の練習になります。どのkeyでも良いので、スケールを3〜4回程度引弾きます。テンポはゆっくりで十分です。メトロノームは不要です。ずらずらと弾いていくだけです。

 注意点は、脱力を心がけることくらいです。練習後で疲れているので力が入らないと思いますので、そのままスケールを弾けば十分です。

(2)コード練習

 コード練習は、右手の練習です。左手は不要です。ひたすらストロークをするだけです。何度もストロークすると右手が柔らかくなります。

 右手の柔らかさを感じたら、悪いフォームが身に付くことはありません。そう感じるまで続けるのが良いです。

 

 以上のように楽譜の練習後に基礎練習を行えば悪い癖が身につかず、フォームが維持されると思います。

 ちょっとだけ最後に時間をとり、基礎練習を行うことを習慣化すれば上達も早いのではと思います。

 フォームの意識は、左右の肘を落としたりすることです。過去の記事に書きましたので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

 

hiromandolin.hatenablog.com