第32回 マンドリンの指盤を見ずにスラスラ弾けるようになりたい。
第32回は、マンドリンの指盤を見ずにスラスラと弾けるようになりたいです。
指盤を見なくても弾けるとは、楽譜だけに集中できますので、初見能力もあがるメリットがあります。
マンドリンの指盤と楽譜が一致しているか確認して弾く奏者が多いと思います。
初見ができる奏者は、指盤は見ないです。指盤を見ると楽譜を見た時に追いつけなくて、演奏が止まります。
マスターすれば便利な能力かとお思います。
1.どんな練習するのか?
簡単な楽譜が効果があります。
【マンドリンレッスン 】マンドリンの指盤を見ずに練習しよう!!
簡単な楽譜は、メロディを覚えやすいため、音が取りやすいです。耳に音が残ると左手が指盤に行きますので、楽譜に集中できるメリットがあります。複雑な楽譜ほど耳に残らない、記憶に残らないため、左手が指盤を押さえられないことになります。
2.スケール練習も重要
基本は、スケール練習です。下から上へ音階をなぞっていく練習です。
同じkeyのスケールを何度も練習しても効果は限られていますので、keyやポジションを変えていくのが良いです。
初めは、左手が指盤を押さえているか、ミストーンじゃないか確認が必要ですが、慣れてきたら指盤を見ないようにします。さまざまなスケールを練習するとポジションがわかってきます。ポジションがわかるとは、楽譜の音程と指盤の音程です。これが一致するとミストーンが減って指盤を見る必要がなくなります。
3.楽譜の練習
スケール練習を繰り返しても残念ながら効果は限られます。楽譜は、コードがあったり、ダブルスケールがあったりと様々だからです。
楽譜のレベルは簡単な方がいいですが、自分が弾きたい楽譜を選んだ方が良いと思います。自分が弾きたい曲なら、メロディも覚えやすので、練習に取り組むやすくなります。
練習の方法は、曲を弾けるようになる練習方法と同じです。ただし、音をとった後は、極力指盤を見ないようにします。
音を取る段階では、指盤を見ます。楽譜の音と指盤の音が一致していること、ミストーンじゃないことを確認するためです。
音をとったら、繰り返し練習します。この繰り返し練習の段階で指盤を見ないようにします。繰り返し練習するため、何度も繰り返すと左手が指盤を覚えます。覚えてしまえば、間違いもなくなります。ひたすらこの練習を繰り返すだけです。
積み重ねていくと指盤を見なくても弾けるようになります。時間がかかっても効果がある練習です。
マスターしてもいずれ間違って弾いてしまうことがあります。シャープがフラットになったり、半音ずれているなどです。わかるはずですが、自分でメロディを解釈して好みな音になってしますため、こういうことがよくあります。
このため、楽譜のあるセクションを3回繰り返し練習します。
1回目は音を取るように弾く、2回目は、楽譜のとおりに弾く、ただしメトロノームを使用します。3回目はメトロノームを使わないようにします。
この動画の方法です。
最初に弾く時にピッキングだけで弾くのがポイントです。この時に演奏のイメージを持っておくと2回目以降のスムーズな演奏につながります。
ピッキングだけで弾いて、間違った音が出ていないか確認ができます。
コードをトレモロするとわからなくなることがありますが、ピッキングなら1音ずつ確認できますので、間違いがあればすぐにわかります。このようなメリットがあります。
時間はかかりますが、マスターできますので、日頃の練習メニューで指盤を見ない方法をぜひ取りいれてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。