第83回 マンドリンの練習 トレモロの回転数を一定にして弾く
マンドリンのトレモロは、いかにして右手の回転数を一定にして弾くことが重要とよく考えます。回転数が上がると右手の振り幅が広がりすぎてミストーンにつながるためです。視覚的には良いですが・・・どうやって右手の回転数を一定にするかです。
スケール練習ではトレモロの回転数を一定にするのは簡単です。リズムとテンポが一定するので、ミストーンがおこりません。
しかし、楽譜ではリズムがバラバラ、テンポも動きます。楽譜になるとミストーンが目立つのはこういうことです。
右手を一定でトレモロするには、右手に意識を集中させて一定の回転数で弾いていないか確認しながら練習することです。スケールなら意識しなくても一定になりますので、楽譜で練習する必要があります。
弾き慣れた楽譜のフレーズで練習します。弾き慣れた楽譜なら楽譜を見なくてもある程度弾ける、右手に意識をもっていくことができます。
左手でリズムを刻むようにして、右手は一定で弾きます。ゆっくり弾きます。メトロノームは使わないようにしましょう。意識が分散する元ですので。
ゆっくり弾いて、右手が一定でトレモロを弾いていることを確認します。ゆっくり弾けたら、徐々にテンポアップしてa tempoで弾きます。この繰り返しです。時間がかかりますが練習のたびに意識をすれば右手が一定で弾けるようになります。
動画にもしてみました。
