第227回 マンドリン 演奏記号のアダージョと書いてあればゆっくり弾く
楽譜には、演奏記号が多数書いて、奏者を正しい演奏に導いています。
わからない演奏記号も多数ありますね。自分もそうです・・・
わかりやすい演奏記号は、速度標語ですね。Largo、Adagio、Lento、・・・だんだん速くなり、Prestoが最も速いです。
マンドリン独奏曲、オーケストラどちらも必ず書いていますので、馴染みがあると思います。AdagioからAndanteは頻度も高いですね。
そのなかで、Adagioと書いてあれば、ゆっくり弾きます。
ゆっくりの目安は、メトロノームに70前後で書いています。ただし、弾いたら速いと感じる奏者も多いと思います。
上の楽譜もAdagioですが、楽譜の雰囲気、前後のバリエーションから70くらいで弾くと速すぎます。
「ゆっくり」は、楽譜の雰囲気や前後の速さを考えて弾きます。
上の楽譜を弾いているところを動画にしてYouTubeにアップしました。
マンドリン独奏曲なら、奏者の判断によりますので、Adagioのテンポを曲の雰囲気などから設定しましょう。
Adagioは、力強さを感じるフレーズに多い印象があります。あくまでも印象ですが、音量の変化は小さく力強く弾くことが多く、そういう場合は、かなりゆっくりでも曲全体の雰囲気は壊れないです。
このようなことを考えてAdagioを弾きましょう。