第118回 マンドリン 逆らうな危険!! 弦に逆らわないようにして弾く
力任せに弾いてしまうことがあります。音量が大きくなるだけで良いことがありません。マンドリンの演奏は脱力が基本です。そのためにはピックが弦に負けることが重要です。弦に負けるとは、ピックが垂直で弦にあたり、弦を通過するときはピックが寝て弦を通過する弾き方です。
1. 基本的なピックの角度
ピックは、弦に対して(胴に対してがわかりやすいかも)垂直にしてピッキングします。これが基本です。ピックが寝ないようにします。
2. 弦に負ける弾き方
マンドリンらしく綺麗な音色で弾くには、弦に逆らわない、負けて弾く必要があります。
弦に負けるとは?
2.1. 弦に当たった後はピックが寝る
上記でピックに負けると書きましたが、これはピックが弦に当たる瞬間です。
当たった後は、ピックが寝て弦を通過します。これが「弦に負ける」ということです。力任せで弾くようなことはせずにピックが弦を避けるようにして弾きます。
3. 練習方法
特別な練習をする必要はありません。根本的にやり直したい場合はピッキングから練習します。
3.1. 踏みとどまってピッキング練習
楽譜を弾いて、特に力が入っていない、脱力ができていれば、そのまま弾きます。
力んだなと思ったら演奏をやめます。やめてピッキング練習します。ダウンアップでピックが弦に負けていることを体感します。
楽譜の練習で取り入れても良いです。弦に負ける感覚が掴めると力みが取れます。
動画にしてみました。
4. まとめ
- ピックが弦に当たる瞬間は弦に対して垂直
- ピックが弦を通過するときはピックが寝ること
- 力任せに弾いていたら、踏みとどまってダウンアップで練習