第66回 マンドリンレッスン ピックを浅くして弾くと綺麗な音になる
ピックを弦に対し、浅くしたり深くすることで、弾きやすさ、音量及び音質等をコントロールすることができます。
ピックを弦に対し、浅くしたり深くするとは、弦に対し浅くするとピックの弦に対する接触面積が小さくなります。深くすると接触面積が大きくなります。
おおまかに以下の特徴があります。
- 浅くすると音が小さい、深いと音が大きい。
- 浅いとトレモロの回転数が上がりやすい、ただし苦手とする奏者も多いです。深いと回転数が落ちる。
こういった特徴から、表現力の向上へ応用できます。
独奏曲なら特にですが、このフレーズを聴かせたい!! と思うようなことがよくあります。たいてはトレモロで綺麗な音質を求められるフレーズです。
こういうフレーズは、ピックを浅くしてトレモロすると綺麗な音で弾くことができます。弦への接触面積が小さいため、弦からの抵抗が減りコントロールしやすくなるためです。
弾き方は以下のとおりです。
- 右手を少し浮かす。ブリッジに手首が当たるか当たらないかぐらいで弾くと上手く浮かすことができます。
- 上下の弦には当たらないようにして、余計なノイズをださないようにする。
右手を少し浮かすため、長く弾くことができませんが、ここぞというフレーズで使うと効果的です。
動画にするとこういう感じです。トレモロ主体のテンポの遅い曲で練習するとできるようになります。
【マンドリンレッスン】ピックを浅くして弾くと小さな音だけど綺麗な音が弾ける