第64回 マンドリンレッスン 音が潰れないようにして弾く
マンドリンだけではないですが、演奏すると音が潰れてしまうことがあります。音が潰れるとは、音が響かないことです。楽譜のとおりに弾いてはいますが、音が出ない・・・この対策を説明します。
原因は、ほぼ左手です。ポジションの押さえ方に原因があります。
左手の指でポジションを押せる力が弱く、指が弦から浮上げってしまうと音がでなくなります。なぜ、指が浮き上がるのかということですが、指の関節にあります。指がネックに対し水平に近くなっているので押さえる力が弱くなっているためです。コードの押さえ方で単音のポジションを押さえてしまうことです。
対策ですが、指の第一関節を曲げることです。当たり前だとツッコミがきそうですが、意外とできていない奏者がけっこういます。
音がイマイチだなと思ったら、左手を確認した方が良いです。押さえ方が中途半端になっています。
演奏はじめにピッキングだけでゆっくり弾いてみると音がなっているかわかります。音が潰れていればポジションの取り方を修正します。この作業の繰り返しでおおよそ音の潰れが治ると思います。
音の取り方を定着するまで繰り返して練習すれば精度も高まり、楽譜の完成度も高くなります。音がイマイチかなと思ったら、音が潰れていないか確認してみましょう。
動画にするとこんな感じです。