マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第57回 マンドリンの基礎 マンドリンの構え方から弾き始め

 マンドリンを弾き始めて、何年経ったか・・・いまだに基礎に悩むことがあります。一度基礎から考え直してみようと思いました。

 

 マンドリンは正確なメソッドがないらしく、弾き方も人それぞれなところがあります。プロの奏者の方々も統一されているわけではないので、様々な弾き方があります。そこらへんがマンドリンの成長性が感じられるところでもありますが・・・習う立場だと悩みも多いと思います。

 

 構え方から弾き始めまで考えてみます。

 動画を作ってみましたので、手っ取り早く理解したい方は動画をご視聴お願いします。


マンドリンの基礎 〜構え方から弾き始めまで〜 基礎からマンドリンを見直してみよう。

 

 マンドリンはボウル型の構造のため、安定した構え方が必要です。

 自分はボウルの丸みをお腹の辺りに収まるようにして構えています。弦の角度がやや斜めになるため、ピックの角度を調整しています。見る限り多くの奏者は弦の角度が垂直になるように構えています。自分は不安定になるのでできませんでした。

 習っている先生に聴いてみたところ、安定した構えになるのが一番とのこと。このため、今の構え方に落ち着いています。

 

 ネックは斜めになるようにしています。45度前後かと思います。ネックの角度は多くの奏者でやや斜めにする持ち方で変わらないのかと思います。オーケストラなら、奏者の角度が揃わないと見栄えが悪いですからね。

 

 構えることができれば弾いてみます。

 左手も右手も重要ですが、右手は特に重要ですね。いかに脱力するか・・・長年の悩みどころです。脱力ができないままトレモロに移行してしまうことが多いですね。

 脱力は右肘を少し下げるようにします。右肘が高いと力んでしまうからです。怪我をしてしまい、右肘を下げてみると脱力がうまくいくことに気がつきました。怪我の功名というやつかもしれません。

 気をつけるのはピックの角度です。ピックが斜めに弦にあたるため、ピックの角度を調整するかネックの角度を調整し、ピックが弦に水平にあたるようにします。

 右肘を下げて弾いてみると脱力がうまくいくので、やってみる価値があります。

 

 脱力を意識できたらピッキングに進みます。

 後は・・・脱力を演奏中も維持できるかどうかですが・・・ここが難しい・・・基礎は大事だなと納得させられます。