マンドリンを弾く技術士

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第49回 マンドリン ピックの削れ方を確認すると弾き方の癖がわかる

 ピックの削れ方をチェックすると演奏方法が正しいか間違っているかわかることが今回のテーマです。

 

 ピックは消耗品ですので、弾きこんでいくと削れていき使えなくなります。ピックの削れ方を確認すると演奏の癖がわかります。癖がわかると演奏方法を改善することができます。音のことで悩んでいればピックを確認すると良いと思います。

 

 練習すると最初にピックの先端部分が削れてきます。先端部分は丸くなり弾きやすくなります。先端部分は、だいたい均等に削られてきます。ピックを弦に対し深くするため、削られ方も一定になります。

 もし、先端が欠けたような削られ方をしていれば演奏方法に問題があると思って良いです。

 

 削られているのがわかるのが側面です。弾き方に問題なければ側面の削れ方が左右、表裏で一定になっているはずです。均等に力がかかっていれば均等になります。

 側面のどちらかが削られていれば演奏方法に問題があると思います。ピックの弦にあたる角度が、削られている方に傾いていることが原因であることが多いです。

 新しいピックを用意して、トレモロ練習からゆっくり弾いて、フォームを見直すと改善され、ピックの削られ方が均等になります。

 ピックの削り方を確認すると演奏方法の見直しになりますので、奏者の方はやってみましょう。

 

 以前は、鼈甲ピックが主流でした。鼈甲は削りがわかりやすかったです。最近が、ナイロンが主流で、ピックの削れ方はわかりにくくなりました。形がよく長持ちすることは良いことだと思います。あと値段も。

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 動画に纏めてみました。


【マンドリンレッスン】 ピックの削れ具合をチェックしてみよう!!

 

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