第37回 ステイホーム週間 マンドリンの練習 肘を下げて安定した音色を出す
ステイホーム週間は、楽器の練習がある意味はかどります。公民館などの公共施設は練習できないと思いますので、自宅で練習するしかないです。せっかくの練習などで、曲を弾く意外にも演奏方法の改善も良いかと思います。
そんなわけで第37回は、マンドリンのフォームの話です。
持ち方、構え方ですが、いかにしてマンドリンを安定させて弾くかがポイントです。そこらへんのことを考えてみました。
1.マンドリンを動かさないようにして弾く
マンドリンを安定させるには、動かさないようにすることです。動かさないようにすると安定します。安定すると左手の運指や右のストロークが正確になり良い音色になります。このため動かさないようにすることが重要になります。
動画にしてみました。2分程度の動画ですのですぐに終わります。
【マンドリンレッスン 】マンドリンを動かさないようにして弾く
動いた方が演奏会で映えますが、不安定な音になりますので、安定させて演奏することが重要になります。
どうやって安定させるのか・・・次に説明します。
2.左右の肘を落として弾いてみる
マンドリンを動かさないようにするには、左右の肘を落としてみるのが良いです。左右の肘を落とすとは動画にしてみました。
【マンドリンレッスン 】左右の肘を落として弾く。これでマンドリンも動かないので安定します。
左右の肘を落とすと重心が下がるため、安定します。少々長い曲を弾いても疲れないメリットもあります。
力が入ると肘が上がります。肘が上がると硬い音になります。力任せになるため、演奏には向いていません。そういう意味でも肘を下げて弾けるようにします。
3.左右の肘を下げるには肩を下げてみる
左右の肘を下げるには、肩を下げてみるのが良いです。肩を下げると自然に肘も下がります。動画にしてみましたので観ていただければ幸いです。
肩を下げて弾くことは、なかなか難しいです。意識しないとすぐに肩が戻ります。そもそもですが、下げすぎてもいけません。肩が上がってないなとわかるくらいで十分です。肩を下げすぎると猫背になり、見た目の印象が悪くなります。
下がってないなとわかれば十分です。ただし、これだけでは十分ではないので、練習方法を次に説明します。
4.練習方法
(1)スケール練習
マンドリンの練習は、スケール練習が基本です。スケールを弾くだけでも何を意識するかで身に付くものがかわります。
スケールを弾きながら、肩と肘を下がっていることを確認します。これだけで十分です。慣れたら練習を終えても良いです。スケールを弾きながらなのですぐに感覚が掴めます。
(2)曲を弾いて感覚を掴む
弾き慣れた曲や簡単な曲を弾いて、感覚を掴みます。難しい曲を弾くと肘や肩に意識がいきませんが、簡単な曲や弾き慣れた曲なら、肩や肘に意識がいくと思います。
曲をマスターすることが目的ではなく、安定して弾くことを習得することが目的ですので、簡単な曲や弾き慣れた曲で練習することが重要になります。
ステイホームは、マンドリンの練習に励みたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。