マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第29回 身近なものでマンドリン を掃除しよう

 第29回は日頃弾いているマンドリンを綺麗に掃除をすることです。

 練習するとマンドリンはどんどん汚れます。弦楽器はちょっと汚れた方が味が出て良いかもしれませんが、そうはいっても綺麗にしておきたいです。

 どうやって掃除するのか、我流ですが説明します。

 

 

1.マンドリンの掃除

 マンドリンを掃除する動画です。どうやって掃除をするのかがわかります。掃除する道具もいろいろあります。


マンドリンの掃除 身近な物でマンドリン を綺麗にしよう!!

  この動画を見るとわかりますが、楽器専用の清掃道具は使っていません。身近にあるもので十分に掃除ができます。

 

2.どんな道具で清掃するのか 

(1)モップ

 ホコリをとるためのモップです。

 マンドリンは練習しない間はケースに入れていますが、けっこうホコリがつきます。ケース内側のショックを吸収する柔らかい材質(なにかわかりませんが・・・)がマンドリンに付着したり、皮膚が付着します。

 こういうホコリは、マンドリンに乗っているような状態なので、すぐに落とすことができます。モップならマンドリンを傷をつけるようなこともないので、ホコリを落とすにはうってつけです。

 使っているモップは車用です。車内のホコリを落とすためのモップです。安いけど出来が良くて使えます。車は傷がつくのを嫌うドライバーが多いので、モップ類は使えるものが多いです。

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(2)綿棒

 マンドリンの掃除でやっかいなのが、弦の下やサウンドホール周辺のホコリです。モップではホコリに届かないので、落とすことができません。

 こういう時に使えるのが綿棒です。特にサウンドホール周辺やブリッジ周辺のホコリを落とすのに効果があります。

 気をつけないといけないのが、ブリッジ周辺は丁寧にすることです。ブリッジにあたって移動してしまうことがあるためです。軽くなでるようにボディに綿棒をあてると十分にホコリが落とせます。軽くなでるように綿棒を扱いましょう。

 綿棒でホコリを落とそうとするとボディにホコリが移動してしまいます。そのホコリはモップで落とします。モップと綿棒を併用するとボディのホコリをおおよそ落とせます。

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(3)歯ブラシ

 使える綿棒ですが、使えないところもあります。

 ネックの弦の下やブリッジ下は、綿棒でも掃除ができません。弦は主弦と副弦がありますので、主弦と副弦にホコリがたまります。モップでもだめです。

 そこで使えるのが歯ブラシです。歯ブラシなら主弦と副弦の間のホコリも落とすことができます。

 歯ブラシを弦に当てて上下に移動するとホコリが弦から弾き出されます。弾き出されたホコリは、モップで落とします。これでネックやブリッジ下のホコリを落とすことができます。

 歯ブラシは柔らかいタイプを使います。硬めだと小さな傷がつく可能性があります。

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(4)クロス

 最後に使うのがクロスです。

 掃除用具では数少ないマンドリン用です。ギターとか他の楽器用のクロスでも十分に使えますが・・・

 ホコリを落としたら、クロスで軽く拭けばひととおりの掃除は終わりです。

 日頃の練習後ならクロスで汗を軽く拭き取ることにクロスは使う奏者が多いと思います。柔らかい素材なので、掃除に使えますね。 

 様々なクロスが売られています。なんでもいいと思います。

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2.やっかいな汚れ・・・諦めるか?

 ホコリなら以上のやり方で落とせますが、やっかいなのが付着した汚れです。手の汗が付着したりして固着してしまいます。固着した汚れを落とすのは厄介です。

 清掃道具で有名なのがポリッシュでしょうね。ギターの汚れを落とす時に使われています。ギター専用じゃないので、マンドリンにも使えます。

 使ったことがありますが、今は使っていないです。マンドリンがベタつき弾きにくくなるからです。スライドが苦労します。使用量を適切にしたり、胴の表面のみに使うなら良いかもしれません。

 弦楽器は、ヴィンテージ感があった方が良いので、固着した汚れを積極的に落とす奏者は少ないのではと思います。

 そうは言っても掃除は必須です。練習後はクロスで汗を拭き取れば、汗が固着することはないと思います。練習後に数分でできます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。