第1回 マンドリン独奏曲 夜想曲「星空」Notturno cielo stellato
今日から、はてなブログを始めました。よろしくお願いします。広島市でマンドリン独奏曲を弾いています。
第1回は、マンドリン独奏曲「夜想曲 星空」です。初めて演奏会でマンドリン独奏曲に挑戦した曲です。マンドリン界では、超有名人であるカラーチェが作曲した曲です。
星空はこんな曲
自分が演奏しました。背景が何もないように見えますが、星空です。曲名そのものからiMovieの星空の背景をそのまま使いました。
ぜひ聴いてください。
【マンドリン独奏】夜想曲「星空」Mandolin solo Notturno Cielo Stellato
マンドリン奏者に人気のある独奏曲なのかYouTubeで聴くことができますね。ソロの奏者なら弾いたことがあると思います。
星空との出会い
マンドリンを師事する先生から、「そろそろ発表会に出ないか?」と言われたのがきっかけですね。
レベルアップするには本番しかないと思っていたので、即答で「出演します」と言いました。
一生懸命練習すれば習得できる曲を弾きたいと思ってYouTubeで独奏曲を探していたら星空にで会いました。先生からは、独奏曲デビューならちょうど良い曲かもしれないね。と言われました。やりがいのある曲ですね。
ひたすら星空だけを練習する日々
先生は「星空」と聞いて、「大丈夫か?弾けるか?」と思ったようですが、「弾くことができる!!」と強い想いを抱き、練習を開始しました。本番の10ヶ月前ですね。
それからは、「星空」だけをひたすら練習しました。先生からは「覚えるまで弾き込めば自分のモノになる」とアドバイスをいただき、本番前にはなんとか覚えるくらい引き込むことができました。
通っている教室では自分が師事を受け始めた頃に発表会がありましたが、独奏を弾く自信がなく、眺めているだけでした。
通っているうちに徐々に独奏曲が弾けるようになってレベルアップしたいという気持ちが強くなってきました。初めての独奏でしたので、とにかく練習量を増やそうと思って毎日2時間「星空」だけを弾きました。量を増やせば何とかなるだろうと思っていたわけですが・・・勢いと緊張感で練集をこなしていましたね。
さぁ、本番 悔いのないように
当時は島根県松江市に住んでいて、会場の広島県廿日市「さくらぴあ」まで行きました。ちなみにレッスンも広島市に通っていました。
リハーサルが10分しかなく、しかもトップバッターでした。あっと言う間にリハーサルが終わって、後は本番まで練習していました。本番前は軽めの練習が良いと聴いていましたけど、そんなこと考える余裕はなく、本番まで弾いていたことを覚えています。
そして、本番になりました。本番も独奏者の中のトップバッターでした。緊張しましたけど、満足のいく演奏ができました。「星空」を弾くのに練習を積み重ねてきたので、演奏後はしばらく放心状態だったことを覚えています。
翌日に体重計測すると0.5kg減少していました。それだけパワーを使って演奏したということです。
演奏が終わって
後からCDを聴いてみると・・・ミストーンがあるな〜 とつっこんでしまいましたけど悔いなく演奏できたと実感がありました。
大きなステージでソロを弾くのは初めてのことでしたけど、準備期間が長かったことが良かったのかなと思いました。演奏中は緊張して手が震えることもありましたけど、なんとか平常心を取り戻し約6分間の演奏を全うすることができました。
「星空」は多くのソリストが演奏しています。自分の演奏が他のソリストと比較して良いとは思いませんけど、ソリストデビューを最初の曲として選んだことは良かったと思いました。自分の実力よりもちょっとレベルが高いけど、弾けないことはないと自信があったためです。
今後、どういう曲を選曲して良いのか、良い経験になったし、何よりも大きなステージでソリストとして演奏する夢が叶いました。
最初に「星空」を選択したことは良かったと思います。メロディが美しく練習しがいのある曲なためです。独奏曲を選ぶ時は自分が弾きたいと素直に思う曲を選択することが重要だと感じました。練習を続けられますからね。
ラファエレ・カラーチェ ってどんな人?
ここからは、カラーチェ にスポットを当てたと思います。
マンドリン界では誰もが知る人物です。独奏曲、デュオ、オーケストラ・・・様々なマンドリン曲を作曲しています。
自分は曲よりも楽器で知りました。カラーチェ のマンドリンは誰もが欲しがるマンドリンです。自分は持っていませんが・・・
自分が使っているのは田鎖という国産のマンドリンです。広島で田鎖を使っているのは珍しいようです。
他にどんな曲があるのか?
前奏曲や協奏曲があります。「星空」は奏者自身が伴奏も弾く無伴奏独奏曲で、前奏曲も無伴奏独奏曲です。第1番から第18番まであります。自分は弾いたことありませんが、カラーチェ の曲は奏者を選ぶようです。指が短いと弾けない曲があるようで、前奏曲第2番が指が長くないと弾けないらしいです。
自分は弾けるんだろうか・・・
大きな楽器屋さんならカラーチェ の名曲選が売っていますので、楽譜は手に入れやすいと思います。自分も「カラーチェ マンドリン名曲選Vol.2」を買いました。無伴奏独奏曲なら「前奏曲第3番、第10番」、伴奏ありなら「詩的幻想曲」などが収録されています。「詩的幻想曲」は演奏する奏者が多いですね。人気があるんだろうと思います。
カラーチェのマンドリン
マンドリンなら12種類あるようです。その中でもクラシコが有名です。輸入品なので価格は変どうしますけど、最も高いクラシコで165万円くらいです・・・とても買えないです。さらに、チェロなら240万円くらいします。車が買える値段ですね。
自分のマンドリン は35万円くらいでしたけど、十分に良い音色です。満足すればそれで良いんじゃないかということです。
夜想曲「星空」の話はこれで終わりです。
たまに振り返って弾いてみると良い曲だなぁ と思います。これからも弾き続けると思います。