第70回 マンドリンの左手の基本 指が弦から離れないようにして弾く
マンドリンのことを書いて70回を超えましたが、左手のことが少ないと感じましたので、左手の指の基本をテーマに説明します。
左手(指)の基本は、指が暴れないようにすることです。以下のとおり2つの方法があります。両方ともマスターが必要です。
1.指を弦から離れないようにして弾く
指が弦から離れると、ポジションチェンジに時間がかかり、音が切れていまいます。スラーが弾けないので、致命的になります。
スケール練習で指が弦から離れないようにして弾くコツを習得します。ポジションチェンジは、最短距離で移動するように弾きます。スケール練習は、縦方向で弾きますので、横方向も混ぜて、スライドさせる感覚を覚えると指が弦から離れないようにします。
指を弦から上げすぎないようにする意識をもてば離れないようになります。
2.用がない指は待機する
押さえる動作する以外の指は待機させます。
待機は弦の上や宙です。弾き終えた音を押さえたままにすると自然に音が消えていきます。このまま指を次の音まで待機させます。ブチッと音が切れないために、ノイズが発生されません。綺麗に聴こえます。
あくまでも原則です。待機の指が邪魔なら動かす必要があります。ポジションチェンジを考えながら無駄に動かさないようにすると左手が安定します。
動画にするとこんな感じです。