マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第31回 技術士二次試験 1月から勉強すれば合格できる。早く勉強を開始した方が合格できる。

 2020年も終わり、2021年が始まります。

 そろそろ技術士二次試験の勉強を始める方、まだ始めていない方、すでに勉強している方・・・がいます。技術士二次試験は早めに勉強をした方が良いです。今回は、早めに勉強することを説明します。

 

1.答えれる問題は半分程度だった

 自分は12月から勉強しました。6回目の受験で筆記試験に合格しましたが、それまでにそれなりに知識を積み重ねたつもりですが、論文が書ける問題は半分程度でした。

  • 専門問題 4問のうち論文が書けるほどの知識があったのは2問
  • 応用問題 2問とも論文書ける問題
  • 課題解決 2問のうち1問が論文を書ける問題

 このように12月から準備したにも関わらず、半分程度しか書けない問題でした。専門科目なら4問とも書けてもよいはずですが、2問しか書けませんでした。

 

2.合格するのに必要な期間はどのくらいか?

 12月から勉強を始めると、だいたい以下のスケジュールでした。

  • キーワード300個程度 12月〜3月 約4ヶ月
  • 受験申込書(論文)    3月〜4月 約1ヶ月
  • 論文テーマ検索      5月      約1ヶ月
  • 論文練習         6月〜7月 約2ヶ月

 6回目の受験であり、積み重ねた知識もありますが、これでも不足気味かなと感じます。論文の練習は時間が足りないと感じていました。

 1日あたりの勉強時間にもよりますが、1〜2時間/日として8ヶ月程度の勉強時間が必要だと考えます。

 

3.勉強量の目安

 合格に必要な勉強量を考えてみます。

 キーワードは、300個を目標に勉強します。300個が合格レベルというわけではありませんが、専門問題に対応はできます。

  • 20分/個×300個=6000分
  • 6000分÷60分/時間=100時間
  • 100時間÷1時間/日=100日 

 1日1時間程度の勉強時間で約3ヶ月必要になります。

 受験申込書は、口頭試験に必要なことから、きちんと書く必要があります。論文は質問されますので、テーマを決めて論理的に書くのに1ヶ月程度は必要です。

 論文の練習は、想定問題の抽出、問題の作成、回答の作成の手順で勉強します。

 想定問題の抽出は、6月頃までにニュースになった出来事や公開論文等からテーマを抽出しますが、それなりに時間がとられます。問題の作成は過去問にキーワードをあてはめていくことが基本的な作成方法です。キーワードとテーマが充実していれば簡単に作成できます。

 作成した想定問題の回答を作成していきます。この一連の勉強は、受験本番まで続けることになります。3ヶ月程度はほしいですね。

 こうやって見積もると7ヶ月程度は必要かと考えます。

 令和3年度の筆記試験は、7月11日と日本技術士会から発表されていますので、勉強を開始するタイミングは1月がギリギリです。

 

 1日あたりの勉強時間を増やしたいところですが、趣味や仕事に時間がとられますので、多くても2時間/日で見積もった方が良いです。

 

 計画どおりに勉強できないことが当たり前のことと考え早めに勉強を開始した方が良いです。初めての受験でも技術士を受験する方なら、ある程度の知識もありますので、今から勉強しても合格できます。頑張って勉強しましょう。