第16回 技術士二次試験 試験後にやっておくこと
9月21日から技術士二次試験が始まります。受験者の皆様は最後の追い込みで勉強していると思います。しかし、技術士二次試験は論文と面接の2段階で構成されます。論文に合格しないと面接には進めませんが、試験後にやっておくべきことがあります。
そのあたりのことを説明します。
1.回答論文の復元
よく言われていることでもありますが、受験後は記憶が鮮明なうちに回答論文を復元しましょう。口頭試験で聞かれるからです。
問題試験は持ち帰ることはできませんが(持ち帰れればすみません、自分が受験時は持ち帰れませんでした)、日本技術士会のホームページにすぐにアップされます。
問題のうち選択科目Ⅱを最初に復元します。面接官は受験科目の技術士が必ずいますので、質問される可能性が高いです。回答の細かいことを聞かれることがありますので、早く復元回答を作成する必要があります。
選択科目はⅡ-1は聞かれないと思いますが、準備はしておきます。必須科目も作成しておきます。必須科目は、問題内容によりますが、選択科目と関連性がある問題なら選択科目Ⅱと同様に精度高く復元しておいた方が良いです。
2.口頭試験の準備
2021年2月から3月に口頭試験があります。筆記試験に合格するかわからなくても口頭試験の準備はしておきましょう。
筆記試験が終わり、復元回答を作成したら、すぐにとは言いませんが、少しずつ口頭試験の準備をしておきます。口頭試験は、筆記試験の合格発表後、最短で1ヶ月程度しか勉強時間がないので、早めに準備しておく方が無難です。
3.来年度の準備
論文が書けなかった場合、明らかに不合格の可能性が高いと感じた場合(原稿用紙を全く書けなかった場合)は来年度の筆記試験の準備をしましょう。
原稿用紙を最後まで書けた場合は、口頭試験の準備をします。
どこまで書けば合格できるかはイマイチわかりませんが、数行空ける程度なら合格の可能性があります。半分から1/3くらい空白があると不合格の可能性が高いです。
過去問等からキーワード集めの必要があります。まずは出題頻度の高い過去問からキーワードを収集しましょう。勉強時間が不足していた方なら、早めに勉強を開始した方が良いです。早めにスタートをきって来年度の合格を目指しましょう。