マンドリンを弾く技術士

マンドリン独奏曲やマンドリンの弾き方、技術士、本などのブログです。

第14回 マンドリンで弾く「明日に架ける橋」サイモン&ガーファンクルの名曲

第14回は、マンドリン独奏で弾くサイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」(BRIDGE OVER TROUBLED WATER)です。

出典は、マンドリンオーケストラの楽譜です。マンドリンを再開した頃に弾いた楽譜を独奏として弾きました。伴奏を付けてアレンジしたかったですが、時間がなく、耳コピしたメロディを楽譜に追記して完成させました。

 

マンドリン独奏で弾く明日に架ける橋

自分で弾いても録画した動画です。高音部のサビを気に入っています。


マンドリンソロで弾く「明日に架ける橋 BRIDGE OVER TROUBLED WATER」サイモン&ガーファンクルの名曲をマンドリンソロで弾きました。

 そもそも演奏した経緯ですが、マンドリン独奏曲を弾いていて、たまにはアレンジものも弾きたいなぁ と思っていました。それだけです。

所有している楽譜は、マンドリン独奏曲でアレンジものはないので、簡単にアレンジができる楽譜を探していたところマンドリンオーケストラ用の楽譜に明日に架ける橋を持っていることを思いだしました。この楽譜にメロディを補えば伴奏がなくても使えるなと考えて、選曲しました。

独奏用にあるか探してみましたが、ありませんでした。独奏用にアレンジする方はいないんだろうと思いました。独奏曲は専門性があるためか、こういうアレンジものは売ってないですね。ないから、自分で編曲してみるしかなさそうです。

 

明日に架ける橋の練習

練習する前に楽譜を考える必要がありました。1stの楽譜しかなく、6小節丸ごとない箇所があるため、ここを補う必要があります。カットしようかとも考えましたが、知っている方も多い曲なこと、それほど難しいメロディではなかったので、耳コピしました。楽譜に音符を書き込みメロディは完成しました。

伴奏も書こうかと思いましたが、コードがわからずやめときました。伴奏がない独奏曲もありますので、今回は伴奏なしとしました。

メロディを弾くだけで伴奏がないため、数回弾くだけで録音できるレベルになりました。ハイポジションがあること、自分も何度も聴いたことある曲でイメージがありましたので、自然に盛り上がる曲になりました。

演奏で気をつけたこと

気をつけたのは、トレモロを弾く時に他の弦に当たらないようにすることです。他の弦に当たるとノイズ音になるからです。

誰もが知っている曲は、綺麗に弾かないといけない気持ちがでてきます。伴奏がないぶんメロディに着目されますので、余計に気を遣うと思います。

ピッキングトレモロでノイズが出やすいのは、ミストーンと他の弦にあたる場合です。ミストーンは左手の押さえ方の間違いですので、修正ができます。ゆっくり弾いてみて間違ったところを確認し、正しい押さえ方で繰り返し練習すればミストーンをなくすことができます。

他の弦にあたる場合は、やっかいな場合もあります。移弦する場合です。最小距離で移弦するため、かすかにピックが弦にあたることがあります。聴いている側は当たっていることに気が付きませんが、何か違和感を感じることがあります。明日に架ける橋は速いテンポではないので、移弦は少し距離をとって弦を跨っても大丈夫だと思います。

もう一つは、ピッキングトレモロ時にわざと他の弦にピックをぶつけて、反発力を利用してトレモロピッキングする奏法があります。間違った演奏方法ではないですが、弦に当たる力を和らげるしか方法がないと思います。可能ならあたらないように弾くのが良いです。

サイモン&ガーファンクルについて

思い出と曲について

名前のとおりで、サイモンとガーファンクルによるユニットです。フォークソングがベースになっていて、明日に架ける橋以外にも日本で有名な曲が多いですね。

サイモン&ガーファンクルを初めて知ったのは、「冬の散歩道」でした。TVドラマの挿入歌で聴いてサイモン&ガーファンクルのことを知りました。考えてみたら、子供の頃に「コンゴルは飛んでいく」を聴いたことを覚えていました。それから、スカボローフェアを聴いて、その後に明日を架ける橋を聴きました。

マンドリンで弾かれるサイモン&ガーファンクルの曲

マンドリン独奏曲で選曲された曲があるかわかりませんが、マンドリンオーケストラでは何曲か編曲されていますね。

明日に架ける橋以外にもスカボローフェアや冬の散歩道を聴いたことがありました。冬の散歩道はハイテンポだと合わすのが難しそうでした。スカボローフェアは、マンドリンオーケストラ用に編曲したことありましたけど、残念ながらボツになりました。時間の都合というやつです。

アコースティック系の曲はシンプルなアレンジが多いので、マンドリンオーケストラ用に編曲すると聞き手を惹きつけることが多いです。壮大な感じが出て、聴きなくなるんだろうと思います。 

他にマンドリンで弾いてみたい曲

マンドリンに合いそうなのがスカボローフェアですね。トレモロがいかにも合いそうな雰囲気があります。

この曲をサイモン&ガーファンクルが弾いていたことを知る以前にサラ・ブライトマンが歌っているところをYouTubeでみました。オーケストラでの演奏が幻想的な雰囲気を出しており、アレンジの奥深さを知りました。マンドリンオーケストラにアレンジしたら同じような雰囲気がでるのか? 難しいとは思いますが、それはそれで観客を惹きつける曲になるとは思います。

マンドリン独奏曲にアレンジすると、メロディが簡単な分、伴奏がややこしくなると想像しますけど、それでも弾きたくはなりますね。

 

最後に

長々と書きましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

明日の架ける橋は好きな曲で、マンドリン独奏曲にも合う曲です。伴奏をつけてよりマンドリン独奏曲らしく仕上げて、もう一度弾きたいと考えています。今は、編曲するための知識もないので、勉強が必要ですが・・